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山崎幹久

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山崎幹久(やまざきもとひさ)

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コラム

骨折後の漢方

中医学 骨折

2017年3月15日

昨年2016年の11月19日に転んで手首の骨を折りました。
不注意で滑って転んだのですが、寒くてポケットに手を入れたまま倒れてしまい、結果左手の手首の骨を粉砕骨折しました。

プレートで骨をまとめてつなぐオペをして頂いたのが一週間後の11月25日で、退院が翌26日。

入院中は大変暇でしたので、骨折そのものと、オペによる外傷を早くに治すために良い漢方薬はなんだろうとずっと考えていました。

骨折した事で、関節部位はひどくむくみ、アニメ「ポパイ」のプルートーのようなパンパン状態になっていました。
外見からは分かりませんが内出血もひどかったことと思います。
内出血とむくみ、ひいては怪我の回復を促進するためには血流が必要です。
血管外にもれ出て停滞している血液を中医学では「離経の血瘀」といいます。
離経の血瘀を改善するのは“活血薬”と呼ばれる血流を良くする漢方薬です。

一方骨折ですが中医学では、“腎は骨を司る”とされています。
折れた骨の再生や丈夫な骨を維持したいと考えるときに腎の働きが密接に関連しますよ、と言うことです。
特に腎に蔵する精や骨などを作るためには動物性の生薬を用いた“補腎薬”が有効と言われています。

そこで漢方薬では活血薬を1つと補腎薬を2つ、白血球の働きを助けて怪我を治す働きを持つ医薬品1つの合計4剤を併用してこの2月まで服用してみました。

結果として、

骨折とオペによる左手手首より先のむくみは2週間ほどで解消しました。

3週間後には関節の動く範囲であれば左手を普通に使っていました。
タオルを絞ったりはこの時点ではまだ難しかったですが、カップや皿を持ったりなどの物を持つ動作や、ビンなどのふたをまわして開けるなどは出来るようになっていました。

通勤のための自転車には2017年1月4日(今年の仕事始めの日)から乗っています。
オペによる筋肉切開後の左手首関節稼働域の制限は、病院でリハビリも受け、2017年1月後半には九割元通りです。
骨折そのものはオペ頂いた先生の技術もあり、3月4日現在レントゲン写真でほぼ見えない状況です。

オペの傷のあとも一部はほぼ消失し何もなかったようになりました。

周囲からも怪我の治りの速さに驚かれましたが、毎日どんどん手首の痛みが引き、力が入るようになり、同時に手首や指が自由に動くように改善されていくのがはっきりと感じられ、漢方の効果に我ながら驚きました。

骨折後のむくみ・痛みや関節の稼働域制限は本当につらいものです。
実体験からも、ぜひ術直後からの漢方の併用をお勧めします。

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