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北川実

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コラム

理科講義 エボラ出血熱とは何か その3

理科関連

2014年10月21日 / 2015年6月19日更新

とうとう、アメリカでエボラ出血熱の患者がでた。これはいろんな
意味で事態が新たなフェイズ(局面)に突入したことを意味する。
感染者が帰国後に検疫をすり抜け発症したことは仕方がない。
これは予想されたことである。エボラは発症前の潜伏期では感染
を確認するすべはないからだ。
発症は発熱や頭痛、倦怠感からはじまる。
咳こそでないが、ほぼ風邪と同じだ。こうなってはじめてエボラ
ウイルスが検査に引っかかるようになるのだ。これは、潜伏期
は感染力が「ほぼない」事を意味するとともに、スクリーニング
(感染者選別)もできないことを意味する。
つまり、まだ発症していない保菌者の「検疫すり抜け」は避けよう
がない。だから今回アメリカのエボラ騒動で問題なのは、
感染して帰国した者が発症した事ではない。看病していた
看護師が二人も二次感染した事が非常事態なのだ。
アメリカは、日本と違って常にテロと向き合っている。
その中で一番怖いのは貧者の核兵器と言われる「生物兵器」
を用いたテロだ。だからこういったバイオハザードに近い状況
に対する対策は世界でダントツに最先端である。このアメリカ
で最大限の防御服を着た看護師二人が二次感染したのだ。
この事実には強い戦慄を覚えざるを得ない。
(※ この二人の防護服脱着手順にミスがあった、という意見
もある。ただ、通常のウイルスでは、手順ミス程度では感染は
しない。また、第一感染者が医療機関に運び込まれるまで
に接触した一般人に感染者はいなかった。と言うことは、患者
の発症時と死亡直前時の間に相当の感染力の違いがある事
を示唆していると思う。死亡直前、患者は「ウイルス袋」と化し
ていて、感染力も格段に高くなっているのではなかろうか。)
とにかく、今は世界最強の防疫力を持つアメリカがエボラを
封じ込めることを祈るしかない。もし、アメリカでエボラの感染
爆発がはじまったら、日本への侵入は時間の問題となるからだ。
万一、日本でエボラの発症が起こったら・・・・・人口密度から
言って大変な事態となるだろう。実は、日本にはエボラ出血
熱患者を受け入れ可能施設は45施設92床しかない。
つまり、エボラ出血熱の患者は日本ではマックス「92人」まで
しか受け入れなれない、という事になる。また、エボラウイルスを
検査できる施設に至っては「0」。つまりひとつもない。
このレベルの危険性のあるウイルスの扱いは「P4」というレベル4
の施設が必要で、日本には2つある。しかし、現在住民の反対
でレベル3までしか運用できない「運用停止」状態なのだ。
つまり、日本国内ではエボラかどうかすら確認できないのである。

続く

※ 長くなってしまったので、予測や対策等は次回に回します。
すんませんです。

                            柏の理系なら天文台までついている学習塾ポラリス

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