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コラム

理科講義 エボラ出血熱とは何か その1

理科関連

2014年10月20日 / 2015年6月15日更新

「エボラ出血熱」
もうこの名を知らない者はいないだろう。

かつて人類は何度も感染症の猛威にさらされてきた。
14世紀のペストの世界的大流行は、当時の世界の人口を
半減させたと言われている。第一次世界大戦のさなかに流行
したスペインかぜは、当時の全人類の3割が罹り、5千万人
~1億人が死亡した。これは当時の世界人口の1/20~1/30
程度にあたる。
1981年に初めて患者が報告されたエイズは、瞬く間に世界を
席巻し、現在感染者は5千万人に達するといわれている。
つまり、「全人類の100~150人に一人はエイズ患者である」
ということになる。
こういった感染症の極めて大規模な流行をパンデミック(感染爆発)と言う。

そして今回のエボラ出血熱である。
エボラ出血熱は、エボラウイルスによって発症する。
ウイルスというのは、特定の生物に寄生することによって
初めて生存ができる不完全な生命体である。だから本来、寄生先の
生物(宿主)を殺すまで叩くことはしない。殺してしまっては自分の生存
先が無くなってしまうからだ。だから、通常、特定の生物の
なかでおとなしく共存しているものも多い。しかし、時々、何かの間違い
でまったく違った生物の体内に侵入してしまうことがある。これはまさに
出会いがしらの事故のようなものだ。勝手を知らない生物の体内で傍若
無人に暴れまわって最悪の場合死に至らしめてしまう。エボラ出血熱は
まさにこの典型例といえる。もともとはアフリカ奥地のコウモリの体内
にひそんで静かに共存していたようだ。それが何かのはずみに人間の
体内に入り込んだ、と言うことらしい。

エボラウイルスに感染すると、2日から21日(通常1週間)の潜伏期間
を経て発症する。
体内に侵入するとまず人の免疫システムをターゲットにして撹乱し
無抵抗な状態にしてしまう。だから病気の進行がものすごくはやい。
またウイルス増殖過程でタンパク質を分解する毒素が生体内で大量発生
するため、体が生きたまま分解されていく事になる。まず、脆弱な血管壁
が壊されて出血が始まるので「出血熱」なのだ。(全員が出血するわけでは
ないようだが。)
このまま治療を施さないと9割の致死率、治療をしても6割の致死率という
本当に恐ろしい病気でなのである。



写真 エボラウイルス (ウィキペディアより)

続く

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