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北川実

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コラム

理科講義 デング熱 その2

理科関連

2014年9月8日 / 2015年6月15日更新

前回もデング熱について書いたが、いくつか質問をいただいた。
私もこの分野の「専門家」と言うわけでは無いが、わかる範囲でお答えしたい。
デングウィルスに感染した場合、どのくらいの期間、体内にウィルスを留めて
しまうのか、と言うものだ。
この前書いたように、デングウィルスを持った蚊に刺されても、みんなが発症する
わけではない。熱が出たり、痛みがでたりするのは2割程度の人だ。こういった
発症した人からウィルスが完全に体から無くなる(感染性がなくなる)のは、
発症後1週間程度はかかるようだ。
では前回話したようなウィルスに感染しても症状の出ない人の場合はどうなる
のか。こういった感染は「不顕性感染」といって、健康に見えても感染性はあり、
キャリア(運び屋)となって、本人も気づかぬうちに、蚊に刺されてウィルスをまき
散らしてしまうこともある。
だが最終的には、やはり数週間程度でウィルスは消滅してしまうようだ。
この点は安心してほしい。(C型肝炎ウィルスやヘルペスウィルスのように
何十年と住み着く奴もいるのだ。)

上記の話からだと

「ふ~ん、2割程度の人に熱が出るくらいのデング熱って、そんなに怖い病気なの?」

と言う話になる。実はその通りで、一回の感染では死ぬ人はほとんどいない、
実際、死亡率は例年流行を繰り返すインフルエンザと大差はない。
では、本当の本当に怖い病気ではないのか。

実は、このデングウィルス、タイプが「1型」~「4型」まで4つほどあるのだ。
ひとたびデング熱に罹ると、その罹ったタイプの免疫が体にできて、「はしか」の
ように一生かからない。しかし、ほかのタイプのデングウィルスには「再感染」する。
今日本で流行っているのは「タイプ1型」。つまり「2型」~「4型」には
再感染する可能性があることになる。そして、ほんとうに厄介なことなのだが、
デング熱は「再感染」すると、極めて重症化しやすいのだ。デング出血熱を引き
起こしてしまうと、死亡率は一気に上がる。国ごとにデータは違うが、1~2割
の死亡率、という恐ろしい数もある。この「再感染」時の重症化は、免疫の過剰
反応によるものにも見えるが詳しいメカニズムはまだわかっていない。

しかし、今回デングウィルスに感染した方が、海外南方に旅行して「2~4型」
のデングウィルスを持つ蚊に刺されるのは、「大変に危険である」ことだけはお分かり
いただけただろう。ワクチンもまだ開発されていないので対処方法は、
「蚊に刺されない」こと以外にない。海外渡航には、長袖長ズボン、
虫よけスプレー、蚊取線香を忘れずに。
※もちろん、現在の日本でも、もうどこに感染している蚊が居るかわからないから、
自分が感染しないためにも、また、万一の「不顕性感染」でウィルスをまき散らさ
ないためにも、「蚊よけ」には十分ご留意を!

                             柏の理数系なら天文台までついている学習塾ポラリス

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