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コラム

千葉県公立前期入試 解法の極意(英語 第6問)

高校受験生

2018年2月1日 / 2018年2月28日更新

第6問


今回は第6問です。「条件付英作文」と呼ばれるところです。過去の問題を見る限りパターンは2つです。1つ目は日本語の文が与えられていてそれを英語にするもの。2つ目はイラストが与えられていて、それに整合する会話文を英作文するものです。最近の傾向としては2つ目のイラスト英作文が多いですし、1つ目に関しては第5問対策と基本は変わりませんので、今回はイラスト英作文についての極意についてお話できればと思います。







英作文ではなくて、日本語の作文



形式としては、あるシチュエーションで2人が必ず会話をしています。そして一方の人が何か言っていて、それに応える英文を考えるという問題です。
一見すると自由英作文ということで何を書いたらいいかわからなく、ここを苦手とする人が多く見受けられます。
しかし、イラストの中や会話の相手の文によって書く内容の方向性はだいたい決められています。このために“条件付”自由英作文と呼ばれているのです。
では何のために出題者は条件を設けているのでしょうか?それは条件、つまりシチュエーションを設定しないと模範解答が作れないからです。毎年何万人も受験するテストで、しかもこれによって人生が左右されるかもしれない大事なテストにおいて、明確な模範解答は絶対に必要になります。極端に言えば、「なぜ自分の書いた英作文はいけないんですか」とクレームが入ったときに「これこれこういう理由で、これを書かなければならなかったのにそれが無かったからです」という根拠を出題者は持っていなければならないのです。
さらに採点のことも加えて考えてみましょう。仮に採点者が一人しかいないのであればその採点基準は一定ですので比較的信頼性の高いものになります。しかし何万人もの英作文を一人で採点するのは現実的にありえないことはわかると思います。定かではありませんが、恐らく数十人態勢での採点であろうと推測します。となると、「その採点者によって付けられる点数は違うんじゃないの?」というクレームも考えれます。それを回避するための模範解答なのです。私は公立入試の採点をした経験はありませんが、自由英作文と言えども模範解答を基に採点しているはずです。
このようなことから“根拠ある模範解答”が必要になるため、「条件付」にしているわけです。
ではこれを踏まえて、受験生はどうすべきなのか。答えは、その根拠とやらを察すればいいのです。つまり、出題者もしくは採点者が何を書いてほしいと思っているのかを考えることです。たいてい何かしらの文法を使っての英作文になるケースがほとんどです。採点者志向になることで使うべき英文法も見えてくることでしょう。
いいでしょうか、英語はここまでまったく出てきていません。日本語で考えるのです。すべて英語で書かなければならない問題なので惑わされやすいですが、ここは日本語勝負です。日本語という言語で何を書いたら良いか条件というヒントを使って、日本語でまず作文するのです。そしてそれを英語に直すだけなのです。最初から英語だけで先走ってしまうと高得点は望めないでしょう。
もうひとつだけ英作文で気を付けなければならないことがあります。それは英作文というのは減点方式であるということです。いくら作文の方向性が合っていてもそれを英語にするときに、単語の綴りを間違ってしまったり、英文法の使い方を間違ってしまってはどんどん減点されていってしまいます。人の創造力は無限です。作文の方向性が合っていても色々な文章が考えられます。例えば「なぜあなたは図書館に行ったのですか?」と聞かれた場合、「明日が返却期限に迫った本を返却するためです」という文章も考えられます。方向性は間違ってはいませんが、これをスペルミス、文法のミスなく書けますか?恐らくこれを正確に書ける中学生はいないでしょう。ですからいくら日本語文では合っていてもこれを英作文にするのは間違いなのです。この問題では「英語を勉強するためです」という風に書くのが正解なのです。この文であれば9割以上の中学生が正確に書けると思います。ポイントはもうわかりましたね。減点されないような“だれにでも書ける英文を書く”ということです。いえ、正確に言うなら、“だれにでも書ける英文を書くための日本語文を思い付く”ですね。
先程もお話しした通り、日本語勝負です。日本語でどれだけ考えられたかが結局は勝負の分かれ目です。英作文が苦手という方、まずは自分が思い付いた日本語が適したものだったかどうかもう一度考えてみてください。

「どんなこと書いてもいいんじゃない?」と思っている方も多い自由英作文ですが、面白いことに塾生たちの採点をしているとだいたい同じような英作文が並んでいます。これは日本語でしっかりと根拠を踏まえた簡単な文を考えると模範解答に近くなってくることを証明してくれています。

“英文を考える前に日本文を考える。急がば回れ”、“英語のテストは日本語のテスト”というこれまでにも私が述べてきたこととこの第6問も整合しましたね。
少なくとも千葉県の問題はこれが真実のようです。

鳥瞰的にそもそも試験とは何なのかを考えるとこのことがより理解できると思いますが、とにかく今は目の前の敵にだけ焦点を絞って戦ってください。

頑張れ、受験生!!


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