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コラム

「受験で問われているもの」とは

大学受験生・高校受験生

2016年1月10日 / 2017年4月6日更新

受験生に求められるのは何でしょうか。
もちろん「知識」が問われていることは間違いありません。
しっかり受験までに勉強して得た知識とその努力の証明が受験では求められます。
ところが受験の本質とは、どうやらそれとは別にもうひとつ隠されているようなのです。

受験で求められているのは論理力

多くの過去問により、多くの生徒たちを指導してきましたが、いつも思うのは「知識」=「点数」ではないといいうことです。
例えば、社会の一問一答形式の問題では満点近く取る生徒が、実践形式の過去問では60点や70点しか取れないというケースがあります。
それはなぜかというと、出題する側が「知識」のみを選考基準としていないからです。
では、知識のほかに何が求められているのか。
それは「論理力」です。
論理力とは何かというと、簡単な例を挙げると、「A=B、B=C、よってA=C」といった、最後の「A=C」を導き出す力のことです。
信じられないかもしれませんが、意外とこれができない生徒が多いのです。
英語でよく目にする問題を例に挙げると、

Jim: Have you finished your homework yet?(あなたはもう宿題を終わらせましたか?) We have to give it to Mr. Brown on Friday.(わたしたちは金曜日にブラウン先生に提出しなければなりません。)
Ben: (     ) I only needed one hour.(所要時間はたった1時間でしたよ。)
Jim: Really? I don't know where to start.(本当ですか?わたしはどこから始めたらいいかわかりません。)

といったものです。
(     )に入るものは日本語で考えたら、どんな言葉でしょうか。
「わたしはもう終わらせました」に近い言葉が入ることがわかりますね。
これが意外にできないのです。この問題を間違える生徒のほとんどは英語ができないというよりも、まず日本語でどんな言葉が入るのかを想像できないようでした。
これが、いわゆる論理力です。
もちろんこの例でも(     )の前後をしっかりと訳すことのできる英語力(知識)は必要です。しかし、いくらこの力があっても論理力が欠如していたらこの問題には正解できないのです。

もし受験で知識のみが求められているのであれば、英語に関していえば帰国子女を無条件で合格させることになってしまいます。しかしそれをしないのは、英語ができるかどうかではなく、出題者は「英語を用いた問題ができるかどうか」を試しているのです。

必要とされる知識力と論理力の割合は、正確にデータを取ったわけではありませんが、私の見立てでは、高校受験では知識5:論理5、大学受験では知識3:論理7といったところです。つまり、どんなに一生懸命に勉強しても論理力がまったく欠如していたら50点を越えることはできないのです。

では、どのようにしたら論理力をつけることができるのか。

それはまた別のコラムでご紹介できたらと思います。

とにかく、受験で問われているのは「これ知ってる?」ではなく「これ解ける?」なのです。
「得た知識を自分でしっかり活用できるのか」
少々過激な言い方をすれば、「知識は出題者からすれば論理力を釣るための“エサ”にすぎない」のです。

どうでしょうか。受験の正体が少し見えてきたのではないでしょうか?^^

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