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福田 シェシャドゥリ 育子

アドラー心理学&発達性トラウマセラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(ふくたしぇしゃどぅりいくこ) / 心理カウンセラー

松戸こころの相談室

コラム

カウンセリングとセラピーの違い

2021年7月26日 公開 / 2021年8月19日更新

テーマ:ソーマティック・エクスペリエンシング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

カウンセリングとセラピーの違い

クライエントさんのnoteの記事

しつけ、コントロールで勇気をくじかれてのメールをくださった

「じじじのじ」さんが 精神科、心療内科、カウンセリング、セラピーの体験について書いておられます。

カウンセリングとセラピーの違い


カウンセリングやセラピーに興味がある方、  
どうやって選べば良いのか分からない方、   
具体的に何をやってるのか知りたい方…etc
少しでも参考になれれば幸いです。

ちなみに私の経路?の記事のリンクは下記になります。
自分は普通と違うかもと感じたのがきっかけでした

簡単にまとめると…

高校〜浪人時代:地元の認知症外来・精神科に行く
(理由:受験勉強が頭に全く入らなくなったから)

大学〜社会人:心療内科に行く
(理由:発達障害かもと思い、IQ検査を受けた)

社会人:いろんな心療内科・精神科に行く
(理由:仕事が続かない&対人関係が壊れる&生き苦しい等、
自分はおかしいと思っていたため)

社会人:いろんなカウンセリングに行く
(理由:服薬でどうにかなるものでは無いように感じていたため)

社会人:セラピーに辿り着く
(理由:カウンセラーから紹介されたため)

続いて、カウンセリングの内容→カウンセリングの感想→セラピーの内容→セラピーの感想→_補足_の順に書いています

カウンセリングの内容

病院と併設しているところや、
大手健保組合から利用できるカウンセリングルーム、
個別のカウンセリングのみ行ってる所など、いろいろ行ってみました。                  私が行った所は、やること・内容はほぼ同じでした。

まず今何に困っているのか、状況把握として話をします。
そして徐々に自分自身を客観視し、
自分の思考・感情パターンなどにカウンセラーが気付かせてくれます。
認知行動療法やグループワーク
(複数のメンバーと先生1人が、テーマについて見解や経験や感情を述べて共感し合い、気付き合い、最後にマインドフルネスの方法をいくつか学び実践する)
も、取り扱っているところがあります。 

カウンセリングの感想

カウンセリングの1番のポイントは、
これまでの自分の苦悩に対して、気付きがあることだなと感じました。
その気付きに気付けない限りは、
プラスの変化へ進むことは難しいし、
まずは気付くところが大事な第一歩になるので、
それが出来る点においては生きやすくなるためにプラスだなと思います。

カウンセラーが話を聞いてくれて、
大事なことに気付かせてくれる…
それだけで救われる人もいます。
また、マインドフルネスについて知れたり、
自分でもできるように日々やることで少しずつ気持ちを落ち着かせることができます。

セラピーの内容

いろいろなセラピーがあり、セラピストと呼ばれる方々が多様にいるみたいですが、今回私が記載するものは、トラウマセラピーについてです。 
私が通っている所の先生は、
本場のアドラー心理学を修士で学ばれ、
ポリヴェーガル理論基盤の最新セラピーを行っている方です。

ちなみに私は初めてセラピーと聞いた時は、
リラクゼーション系?美容系?なのかなと勘違いしており…
後日にすごい方なんだなと知り、
安心しました笑

カウンセリングが
"悩みに対する傾聴"だとしたら、
セラピーは
"悩みそのものではなく、その根っこに能動的にアプローチする"
といった感じです。

具体的なアプローチの仕方についてですが、いくつかあるようです。
カウンセリングが頭を動かすものだとしたら、
セラピーは言葉を頭から入れるだけでなく、
体の感覚にどこまでもアプローチしていきます。
基本的には何を感じても全てokで、正解がないです。
ただひたすら先生の言葉の通りに、
その時その時の頭(思考)と体(感覚)と心(感情)を感じて答えます。
イメージ療法の際は先生の言葉をひたすら脳でイメージします。

おそらくこの時点でマインドフルネスの状態になっており、
マインドフルネス時やネガティブな出来事を体験した時のイメージをして、
体の感覚に全集中します。
最終的に、"今ここにいる"感覚を全身で感じます。

この時、頭(思考)と体(感覚)と心(感情)が正常に動いており、
どれか一部だけ動いていたり、
どこか一部だけ凍りついたりしていない状態になります。
つまり安心安全な状態の自分を感じられます。

この感覚がとても大事で、幼少期から感じられていた人と、感じられずに育ち不健康になった人がいるんだろうなぁと思いました。

頭(思考)と体(感覚)と心(感情)を繋げて動かすのですが、
言葉で説明すると、なんのこっちゃ?分からないと思います。。
でも実際にやってみると理解できるかと思います。

マインドフルネスとは、余計なことに思考を働かせず、体の感覚(五感)に意識を集中させることだと思います。

セラピーはさらに、マインドフルネス状態の"今ここに居る感覚"を自分自身で感じたら、体にしっかりイメージさせ、言葉にします。そしてその状態を自分でも実際に持っていけるように、呼吸法などのトレーニングがあります。

そして、マインドフルネス(ニュートラル)状態だけでなく、マイナスの記憶をイメージした時も同じように体の感覚を自分でしっかり感じます。 

そこから、過去に同じような体の感覚になった事がないか、体に聞いてみます。(これが難しいです。つい思考で、昔あったかな?と考えてしまいやすいです)

思い出せなくてもokです。ここから、徐々に言葉のやり取りや、体の感覚をいったり来たりさせて、トラウマとなる根っこ(過去の出来事や体験、思いなど)を探ります。

プラスもマイナスもニュートラルも全て、体優位で神経を敏感にさせて働かせます。

日常生活では、ついつい頭(思考)ばかりを使って生きてしまい、それに伴う心(感情)にしか意識がいきません。そこが本来の自分とかけ離れていたら、苦しくなりますし、自分が分からなくなります。

体(感覚)を優位に使い、なるべく頭(思考)は使わない。そして体(感覚)から心(感情)にフォーカスしてみると…

これまで自分では知り得なかった居心地の良さを感じることが出来ました。
同時に、何が自分は嫌だったのか(思考ではなく、体の感覚が何を嫌だと感じたのかです)、本当はあの時、どう接して欲しかったのか、分かります。

その体の感覚が本来求めていたもの(言葉や態度)、を先生がくれます。様々な感情が溢れ出ます。 そして初めて過去の負のトラウマが処理できました。。

処理できた証拠として、セラピー前とセラピー後に過去の負の記憶を自分で少し語るのですが、セラピー後には"過去の私"、"あれは過去の出来事"に変化していました。体→心→最終的に頭(思考)まで変化がありました。これで一つ、原因のトラウマを処理完了です。

カウンセリング等の認知からのアプローチでは、無意識下に存在するトラウマ(今の問題となる症状の原因)に対してはアプローチが難しいようです。セラピーは認知からだけではなく、体の感覚・神経からアプローチするため、脳の1番奥の脳幹の部分に働きかける事が可能になるみたいです。


”今”を生きているか?

セラピーの感想

つまり「誰かに話を聞いて欲しい、相談したい事に対して詳細を伝えたい」という方には向かないかも知れません。
私自身もセラピーに通い始めたばかりの頃は、
「え、もっと状況とか伝えなくて大丈夫なの?とか、
「これだけしか話してないのに…」
と思ってました           
でも話を聴いてもらうなら、
精神科医の友達がいるのでその人でもいいかな…
なんて思ってしまいます。

なぜなら私の場合は、
カウンセリングに数年通って気付きが増えても、
話してスッキリしても、
日常生活での生き苦しさは消えなかったからです。
どう意識しても、
自分の思考のクセに気付いても、
どうにも自分を変えられませんでした。。

セラピーを受けて1年くらいになりますが、
過去の自分のトラウマを処理することで、
あれほど苦しんでいた仕事にも行けるようになり、
以前はイライラぶち切れていたことや、
不安になっていた事が、
そこまで辛く感じなくなりました。  

そして、個人的にですが、
カウンセリングよりも深い気付きがあり、
合点がいく納得のできるものでした。
しかもその気付きは、別にトラウマを抱えている人だけに必要なものではなかったんです…!
これが衝撃的!!
むしろ義務教育で知りたかったレベルの内容です。
(今はオンラインでセミナーを開催しているので、
セラピーに通えなくてもセミナーを通して、
気付きを学び&実践まで落とし込むことが出来ます)

生き苦しくない人でも、
将来親になる人でなくても、
この世の中を生きる全ての人(すべての世代)に、
知ってもらいたいなと思いました。
本を読んだりカウンセリングだけでは、
実践レベルにまでは落とし込めなかったです。。

生き苦しいと感じる大人にならないように、
今よりも楽に生きられるように、
自立してストレスにも勝てる子どもになるように…

多くの人に、カウンセリングやトラウマセラピーを知ってもらいたいなと思い、
正直に記載させていただきました。              
心療内科や精神科も同様で、
特別な人が行くところではなく、
このストレス社会に生きる全ての方々に、
もっと自由に偏見なく、知ってほしいです。

(実際、学生からOLさん、サラリーマンの方も待合室におり、
普通の内科と変わらない風景です)

_補足_

トラウマって、災害とか虐待とかの事だけじゃないんです。
私は知りませんでした

ちょっとした刺激も、神経に蓄積されトラウマになり得ます。
学校で友達に無視された、
電車に乗り遅れてミーティングに遅刻した、
など様々な事がトラウマとなり得ます。    

私たちは幼少期から様々なトラウマを受け生きています。
なので、せめて家庭の中だけでも、
トラウマの少ない世界にしてあげてほしいなと思います。
安心・安全だと感じる出来事が、
トラウマな出来事よりも増えるためには何が出来るんだろう…
そう考えていただいた方は、ぜひ調べてみてくださいな

ここまで読んでくださった方、お付き合いいただき、ありがとうございました。

※金額について少し触れておきます。

心療内科・精神科は保険適応ですが、カウンセリング(医師の診察ではなく、カウンセラーと1時間程度話す場合)は自費でした。

病院内か否かは関係なく、カウンセリングは基本的に自費扱いのようで、1時間10,000〜12,500円が多い印象です。。なので、月に1.2回行くだけでも結構かかりました。
グループワークに参加した時は、1クール(4ヶ月くらいだったかな?)50,000前後した記憶があります。。

悩まれてる方って、普通に働いてお給料を稼いで、カウンセリング等に回せる余裕がある方は少ないと思うんですよね。。私も当時は仕事が続かないことに悩んでいたので…

なので、不条理だなと感じていました。必要とする人間は多いのに、調べたところで通えないなら意味がない。一回お試しで行って、良さそうだなと思っても通えないし、知って終わるだけだから。。

実際にグループワークのメンバーを見ても、援助者や親から支援されなければ、通うこと・参加することが出来ないケースが多いんだな…と感じました。。(私も母が理解してくれて、支援してくれた事が救いでした)

セラピーは1つしか知らないですが、おそらく通常は同じかもっとするのかなと思います。

私が通っているところは、幸いにも、内容の割にとても良心的な金額だったので、続けられている感じです。

もちろんそれだけの価値があるのは重々承知していますが、実際に必要とする人に行き届かないのって、どうなんでしょうか…

すみません、主観的な意見になりました。

この記事を書いたプロ

福田 シェシャドゥリ 育子

アドラー心理学&発達性トラウマセラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(松戸こころの相談室)

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