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福田 シェシャドゥリ 育子

トラウマケアと心づくりセミナーを行う心理セラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(ふくたしぇしゃどぅりいくこ) / 心理カウンセラー

松戸こころの相談室

コラム

EMDRセラピー、治療にかかる時間

2013年8月27日 公開 / 2020年7月25日更新

テーマ:EMDR

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

「EMDRセラピー」という「言葉によるカウンセリングではなく、記憶のイメージを扱うセラピー」がNHKで紹介されたのは 2013年3月のことでした。
 ※2013年9月中旬にも同じくNHKで別の内容が放送されるそうです。

私がEMDRのトレーニングを受けたのは2009年のことです。
以来、EMDRを含むカウンセリングを行って来ました。

治療に数回のセッションで済む場合と少なくとも3ヶ月以上かかる場合の違いが分かってきました。

当然のことですが かかる時間は「十人十色」です。
いくつかの例をご紹介したいと思います。

少ない回数で済んだケース


遠方から来られたAさん、午前と午後に 昼休みを取って続けて行いました。
午前に1つ、午後は2つの記憶を扱いました。

少なくとも4つの大きなトラウマがある、とおっしゃっていました。
午後、4つ目のトラウマを扱おうとすると
「いや、それはもう大丈夫。その出来事で良い事をいっぱい思い出したから!!!」
と「良い事」の内容を詳しく話されました。

3週間ほど過ぎて ご家族の方から変化を伺いました。
「否定的なことを全く言わなくなりました。」
「目の光、歩き方が別人のようです。」
「知り合いにも 変わったね~!」
と言われます。
などの様子を知らせて下さいました。

この方の場合、合計で3時間45分でした。

セラピーの中で分かったのですが
「働き始めるまで楽しい人生だった。」
そうです。
職場で初めてトラウマ的な体験をされていたのです。
けれど そのトラウマがその後の10年以上、Aさんを苦しめていました。

治療に時間がかかったケース


一方、治療に時間がかかるのは 子どもの頃からのトラウマ的な記憶を持っておられる方です。
次のコラムを書いて下さったQさんがそうでした。
EMDRセラピーを受けて

EMDRセラピーを半年近く続けられて、Qさんのトラウマはすっかり過去のものになりました。

Qさんが書いておられるように ご自身が
「変わりたい。」
と思われることが 治療を順調に進めます。

子ども時代のトラウマがあっても数回で済んだケース


Hさんは「指示・命令的なお母さん」から「勇気くじき」を受けた赤ちゃんのころからの記憶をはっきりと持っておられました。

「いつも自分の判断に自信が持てない。」
ことで
「学んでおられる時に作業にすぐ手を出せない。」
ことを解決する為に記憶を伺いました。

お母さんから叱責されたある出来事が出てきました。
それに対してEMDRを行いました。

両極性刺激を行う度にHさんの口から出て来たものは 学校やサークルで「勇気づけ」を受けていた体験でした。

その出来事を思い出す度に
「胸で感じていたザワザワした感じ」
はすっかり消えて
「作業にすぐ取りかかれるようになった。」
そうです。

「そう言えば父方にとっても母方にとっても初めての孫だったから みんなに可愛がられていたと思う。」
と幼いころの思い出も出てきました。

この方の場合も3回の面談で終了しています。

ご自身の持っておられる課題を解決して 明るい、肯定的な日々を送りたいと思われる場合、EMDRセラピーは効果的です。

この記事を書いたプロ

福田 シェシャドゥリ 育子

トラウマケアと心づくりセミナーを行う心理セラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(松戸こころの相談室)

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