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福田 シェシャドゥリ 育子

トラウマケアと心づくりセミナーを行う心理セラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(ふくたしぇしゃどぅりいくこ) / 心理カウンセラー

松戸こころの相談室

コラム

娘さんの不登校・ご自身のトラウマ:EMDR

2013年6月16日 公開 / 2020年7月25日更新

テーマ:EMDR

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

クライエントの方に書いて頂きました

子どもの頃のお母さんの記憶についてEMDRで処理したいと来られた方です。
お話を伺う中で 幼い頃にお父さんを亡くされておられることがわかりました。
「父の記憶は 二つだけあります。」
とおっしゃったので お伺いしました。
お母さんの記憶を一つ目で、二つ目で お父さんの記憶を扱いました。

EMDRは日本では新しいセラピーでほんの一部の人にしか知られていません。
体験を書いて頂くことが 他の方の理解につながることをお伝えし、お願いしました。

EMDRを用いたカウンセリングの感想


EMDRをしていただき、私の頭の中で、鬼のような表情で叱責していた母の姿が消えました。
そして、「母親も大変だったんだ」と改めて、思えるようになりました。

私は、EMDRについて、勘違いをしていました。セラピストの左右に動く指を目で追うだけで「トラウマ」は
消えると思っていたのです。

実際は、左右に動く指を目で追いながら、感じたことを福田さんに言って、次にその感じたことを頭の中で
イメージし、イメージが出来たら又、左右に動く指を見てイメージを話すことを繰り返す協同作業でした。
感情の不快度を、0から10のレベルとすると
時々途中でどの位かと聞かれました。(0は全く感じない10は最大に感じる)
0になるまで行いました。

連続して往復する指を目で追い、指の動きが止まったところで福田さんから
「何か気づいたことはありますか?」と聞かれます。
たとえば、
「頭の中が熱くなって来ました」
といったら、福田さんが
「それに気づいていて下さい。」
と言われます。
すると、指が目の前を往復します。
「何か気づいたことはありますか?」と
又、聞かれ
「頭を押さえられてます」
と伝えるとすると、今度は
「それに気づいていて下さい。」
と言われて繰り返すもので、十数回、続けました。

私が
「母親も大変だったんだ。」
と伝えた時に、
「それに気づいていて下さい。」
と言われ、今度は、指の動きが早くなり、レベルを聞かれて、最後は、0と答えました。

きっかけは、中学生の娘が不登校になり、原因を探る中でアダルトチルドレン関係の本の内容を見て
私に対する母親の育て方に問題があったと思うようになりました。
子どもの頃に鬼のような顔で私を叱責している顔が浮かぶようになりました。
同居しているため、母親をみるたび、鬼のような顔が浮かび、苦しい日が続きました。
その後、時間の経過とともに「親だけの問題なのか?」と考えるようになりました。
偶然、EMDRの関連の放送を見て、関心を持ち、インターネットで調べて福田さんのEMDR
を用いたカウンセリングをしてもらうことになったのです。

「母親も大変だった」と再認識することが出来たのは、今回のカウンセリングの中で、「最大のトラウマ」
は、「父親の死」にあることがわかったのです。
結果的に、父親の死を「人生のバネ」と捉えてきたため「トラウマ」と気づかなかったのです。
育て方に問題があったとしても、福田さんのカウンセリングで「母親も大変だった」と納得したことで、
鬼のようなような表情で私を叱責する母の「トラウマ」が消えました。

福田さんのカウンセリングは、私にとって、EMDRに「勇気づけのアドラー心理学」を用いたカウンセリング
だったと思っています。

ありがとうございました。

この記事を書いたプロ

福田 シェシャドゥリ 育子

トラウマケアと心づくりセミナーを行う心理セラピスト

福田 シェシャドゥリ 育子(松戸こころの相談室)

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