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コラム

適正な借入金額はいくら?

2015年3月9日 公開 / 2019年12月14日更新

テーマ:住宅ローンを借りる

コラムカテゴリ:お金・保険


マイホーム購入に必要な自己資金ってどれくらいでしょうか?

かつて住宅金融公庫が住宅ローンの主流だったころ、自己資金は2割必要と言われました。
なぜなら住宅金融公庫の融資では8割までしか貸してもらえなかったから。
今、公庫の後釜のフラット35は原則9割までです。(一応10割も扱うことはできますが、金利が割高になります)
銀行なら10割か諸費用も含めて物件価格の110%までというところもあります。
つまり自己資金がなくても大丈夫になっています。
もちろん全額借りられるかどうかは審査を経なければいけませんが・・・

「自己資金がなくても家が買える」可能性があるという意味では自己資金は不要かもしれません。

でも貸してくれる額と返せる額は違います。

家族が全員、歳をとらず、収入も支出も今と同じ状態で過ごせるとなれば、貸してくれる額は返せる額になりえるかもしれません。でも、現実にはそんなことはなく、歳もとるし、進学もします。
当然、支出の内容も変わってきます。

そんな家計の変化にも対応できるようにするためには、やはり自己資金を増やして、借入額を少なくしたいところです。

適当な借入額はどれくらいなのか?
これは正直、個々の家計の状態によっても判断は分かれますが、目安があります。

それは毎月の住宅ローンの返済額が月収の20%~25%に収まっていると安心と言われます。

「個々の家計の状態によっても判断は分かれる」と書きましたが、僕が住宅ローン相談の際に必ず質問することがあります。
それは、適正な金額が知りたいという相談者にまず20%~25%の返済額を示して、

「この返済額で肌感覚で苦しいと感じますか、気にならない範囲ですか?」と。

もし、今、社宅に住んでいて、実質、数万円の家賃負担の方が突然、10万円近い支払いが始まるのは負担感が大きいと思います。逆に家賃10万円払っている人が同じ金額を返済することはそれほど負担が増えるという感覚にはなりません。

もちろん感覚的な話だけで結論を出すわけではありませんが、そういったところでも個々に判断は分かれてきます。
いくら計算上は適正だと言っても、苦しいと感じるならば、借入金額の見直しや家計の見直しをセットで考えなければいけません。

あなたにとって適正な借入金額はいくらでしょうか?

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佐藤陽

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