コラム
住宅ローンは35年で借りるのが当たり前?
2015年3月6日 公開 / 2019年12月14日更新
ハウスメーカーや不動産会社の営業マンが住宅ローンや資金計画の話をする時に当たり前のように35年返済で計算します。
なぜならその方が毎月の返済額が少なく見えるから。
3000万円を20年で返すのと35年で返すなら、35年の方が毎月の返済額は少なくなります。
同じ金利(1.6%)だったとして、毎月の返済額は
20年返済 約15万円
35年返済 約9万円ちょっと。
「家賃並みの返済額で返せますよ」なんて表現に惑わされてはいけません。
「どうせ賃貸にずっと住むなら、家賃は払い続けるから、同じくらいの金額なら安心だな」なんて思わないでください。
今は安泰に見える家計が将来も同じように維持できるのか?
定年退職時にローンの残高がどれくらい残るのか?
もし35年ローンを組むなら、もしかしたら定年退職後もローンの返済が残りませんか?
退職金で完済しますか?その場合、老後資金は目途がつけられそうですか?
お子さんが生まれたり、お子さんが大きくなれば家計の内容も変化します。当たり前ですが・・
希望の物件や夢のマイホームが視界に入っていて、はやる気持ちも分かりますが、ここは気持ちを抑えて、一度冷静に
家計の将来をチェックしてみることをお勧めします。
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