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村上浩司

幸せをつかめる「強い心」と「自発的な学習態度」を育てる教育家

村上浩司(むらかみひろし)

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コラム

クラブチームで情熱を注ぐのはいいんですが、その後の考えが大甘なお子さんが多すぎます。

子育て 悩み ストレス イライラ

2016年5月16日 / 2018年9月26日更新



昨日のYahoo!ニュースで目についたトピックがあったので、今日はその話題についての見解を述べようと思います。


ウチの塾生も学校の部活に入らず、クラブチームに属する子が多いため、他人事ではありません。塾生には常に危機感を持たせるために心構えを徹底して叩き込んでいます。

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「メジャーで最も頭のいい選手」が明かした成功への鍵
東スポWeb 5月15日(日)10時5分配信


【クレイグ・ブレスロー投手(マーリンズ)】理想的な男がいる。「球界で最も頭のいい選手」と言われるマーリンズの中継ぎ投手、クレイグ・ブレスロー。エール大学で分子生物物理学と生化学の複数専攻で学位を取り、プロのアスリートになっていなければ医者にもなれた人物だ。でも、彼の多芸多才を強調したいわけではない。


クレイグは、確かに幼いころから勉強は得意で、宿題は家に帰る前に学校で終わらせてしまうような子供だった。


(中略)


ただし苦労もたくさんあった。12歳の時には2つ上の実姉・レズリーさんが甲状腺がんと診断され「姉が死んでしまうのではないか」という痛烈な衝撃を受けた。それがきっかけで医学系の勉強に励んだ。野球においてはサイズ的に小柄だったこともあり、剛速球を投げられるわけでもないから、プロの世界に入っても各マイナーリーグで一歩一歩、自分の力を証明してこなければならなかった。


(中略)


医学の道か野球かは、悩まなかった。たびたび「野球が好きでたまらない」と話す彼は、メジャー歴11年の今でもまだ「野球選手に憧れている」と言い切る。


「野球だけが唯一のホープってヤツらはたくさんいる。それゆえに自分にプレッシャーを与え、成功しなければ自分のことを失敗作だと捉えるヤツもいる。でも僕は、医学の道もあると知っていることで、うまくいかなかったらどうしようと、ずっとおびえ続けずに済んだことには、とても助けられた」


(中略)


これまで私が出会ってきた中には「プランBなんてない。生きるか死ぬかって気持ちで野球をやってきた」と、環境的にも野球しか望めなかった選手も少なくない。だがクレイグが「学業に身を入れたから他のことは目指せない、ってわけじゃないってことを知ることは大事」と言うように、選択肢のある生き方を探る方法も、また最高の結果へとつながるのではないだろうか。

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この記事の文面の中で「野球だけが唯一のホープってヤツらはたくさん」という部分を目にしたとき、やはりそうなるか…と納得してしまいました。


将来プロ野球選手になる! Jリーガーになって生きていく!
そういった夢を持つことは、大いに結構です。


幼少期はそれでもいいんですが、年齢が大きくなるにつれて、現実問題に跳ね返されるときが来ます。プロになって活躍できる子は、相当な低い確率を勝ち上がらなきゃいけないわけで、ほぼ大部分が夢から覚めて現実路線に引っ張り戻されます。


運動神経は、本当に残酷なものです。
こればかりは、努力だけでは埋められないものがある。素質がモノを言います。


何が問題かと言うと、高校受験に近づいてきた中2生や中3生が「たぶん強豪の私立からスカウトが来る」と楽観的に構えて、勉強そっちのけでクラブチームの練習ばかり打ち込んで、残念ながら強豪校からお声がかからず、玉砕した子が毎年後を絶たないことです。


私もそういった子を何人も見てきました。
そして、彼らが言うのはいつも決まっています。


「もっとしっかり勉強しておけばよかった…」
「こんなはずじゃなかった…」


です。不本意入学した底辺校を「こんな高校生活が送りたいわけじゃない!」と言って中退した子も何人もいましたが、それもすべて本人の自業自得です。


現実を大甘に見ていたせいで、強豪校からのスカウトが来なかった現実を目の当たりにしてから、初めて焦り出すというケースばかりです。やはりその状況に陥ってからじゃないと分からないんでしょうね。


先述したグレイグ投手は、大好きな野球を究めようとする一方で、きっちり学業にも精を出し、野球がダメだったときの保険をきっちりかけておいたことで、いつでも「逃げ」が利く状態をキープでき、野球に最大限取り組むことができたわけです。


その一方で、野球だけが唯一のホープとなってしまった者たちは、野球で大成しなかった場合、そこから人生リセットして相当な遠回りを強いられます(それが悪いとは言いません、そういった生き方もアリです)。保険をかけていなかったことで学力的にも経済的にも、周囲の頑張っている子に比べて圧倒的不利に陥ることは明白です。


やはり、文武両道が理想的でしょうね。
もちろん、プロになれる素質がある子は是非信じる道を突き進んで大成してほしい。


でも、それが容易に叶わない世の中だからこそ、身の振り方はしっかり考えておかないといけません。それで大損したとしても、自己責任の一言で片づけられておしまいです。


私も、中学は硬式野球のクラブチームにいたので分かります(巨人の高橋監督は同じチームの4つ上の先輩にあたります、雲の上の存在でしたが)。


チーム内でも実力が桁外れの奴らは、神奈川の桐蔭学園高を筆頭に、県内の強豪校にスカウトされていきましたが、私含め中~下の実力層はそんなものあるわけもなく、キツい練習だけで勉強にまともに取り組むこともできず、大半が下位層の高校に学力試験で進学となってしまいました。


もちろん、それは言い訳で、クラブの練習と勉強は両立できると、部外者の誰もが言います。でも、それができないくらいクラブチームの練習は厳しいんです。部外者の “両立できる!” なんてセリフは、綺麗事にしか聞こえないんです。


中1の下っ端だった頃、とある大会で中3の先輩方が勝てる相手だった都内のクラブチームに敗退して、監督命令でチーム全員で責任を取らされました。


大会が都内で行われていたせいで、試合後に全員ネズミーランドがある舞浜で降ろされて、そこからグラウンドのある検見川浜まで(JR京葉線7駅分、浦安・市川・船橋・習志野の4市縦断)真夏の炎天下に走らされたことは、今でも地獄の思い出です。脱水症状を起こして倒れていく同級生を横目に、私も両足のマメを潰して脚が血だらけになりながら、数時間かけてグラウンドに戻ってきた記憶は鮮明に覚えています。


今でもこれぐらい激しいクラブチームがあるのかは分かりません。
でも、学校の部活とは比較にならないくらいキツいわけで、クラブで頑張る子たちがプロを目指したり、スカウトが来ることを期待する気持ちは、私はこれを経験したこともない他の部外者よりも遥かに分かります。


でも、それが叶わない。
努力は必ず報われるわけじゃない、残念ながら理不尽な世の中なんです。


その中で強く生き抜くためにも、やはり学力だけでなく「知恵」をつけていかなければ闘えないでしょう。クラブチームで本気で頑張る子こそ、早い段階で予防線を張っておけば、むやみに遠回りをする人生は回避できるはずです。


グレイグ投手、本当にカッコいいですね。
私は運よく底辺から抜け出すことはできました。だからこそ、次の世代のクラブチームで頑張る子たちに最善最短のやり方を伝えて、時間をムダにしない有意義な生き方を気づかせていくつもりです。プランBは、用意周到であることが必須です。

あなたのお子さんの学力を復活させます!ぜひ私にお任せ下さい!


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