一つでも多くの「できる！」を伝えたい。苦手を得意に変え、自信を育むダンススタジオ（1/3）

HIPHOP、K-POP、チアダンス、テーマパークダンスなど多様なクラスを展開

　千葉県を中心に、神奈川県や大阪府で6校のダンススタジオを経営する「Studio Akingdom（スタジオアキングダム）」の代表、Akingさん。パフォーマンス歴は20年以上に及び、「第1回全日本ダンス指導者指導技術コンクール」では最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞するなど、ダンサーとしても指導者としても華々しい経歴を持ちます。

　「子どもの頃は運動に苦手意識があり、体育の成績はよくありませんでした。そんな私が今では全国を回りダンスを教えています。子どもたちには、学校の成績は必ずしも将来の職業に結びつくものではないし、苦手を得意に変えることはできるのだと伝えていきたいですね」

　Studio Akingdomでは、HIPHOP、K-POP、チアダンス、テーマパークダンスなど多様なクラスを展開。未就学児から小学生を中心に、100人以上の生徒が在籍しています。

　「私たちは、否定的な言葉が飛び交わない雰囲気づくりを心掛けています。例えば腕を意識できていない場合は、『肘を曲げないで』ではなく『肘を伸ばしてね』と肯定的な表現を使って、ポジティブな連鎖を生み出していきたいと考えています」

　レッスン中は一つでも多くの「できる！」を、子どもたちに感じてもらうことを追求しているそうです。
　「上手に踊るためのスキルに限らず、靴ひもが結べたとか、時間通りにスタジオに来ることができたとか、そんな小さな積み重ねが自信につながっていきます。心の中に蓄えたたくさんの成功体験は、生徒が自分らしい人生を歩む時の支えになるはずです」

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