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大河津克範

障がいのあるないにかかわらず話せない子に声と会話を育むプロ

大河津克範(おおかわつかつのり) / 施設管理者・児童指導員

児童発達支援こゑ

コラム

本当の日本語を取り戻して子育てを

2022年12月13日

テーマ:日本の文化の継承のために

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

声が与える影響・効果


 自分は人を育てることのできる日本語・他人に快く伝わる日本語を話せる・話した言葉がその通り伝わると思い込んでいる方が多いと思います。しかし、現実をよく見てください。誰もが感動し、真似のしたくなる「声」これが本当の日本語です。これが出来ればストレスもさほどたまらないだろうと思っていますが、これができないと思わぬ反発が控えています。素直に聞いてもらえないのです。これでは声が良い影響を与えているとは言えません。これではストレスが溜まりますよ。気をつけましょう。

 皆さんもご自身の声が、お子さん始め、他人にどれくらいの影響を与えているのか、客観的に診断してみてください。

 すべては結果が証明してくれます。美しい声で育ったお子さんは「素直」に育ちます。少しの乱れ・曖昧であやふやな声・乱暴で大きな汚れの声の度合いによって将来が変化していきます。それが日本の言霊の力権限です。

 まさに日本人は「声」によって育てられていると言っても過言ではありません。諸外国との交流により、日本の声も様々に変化し文化的にも大きく変化している歴史があります。しかし、「子育て」に関して日本は一環して伝統を守り続けてきました。これが、戦後の教育改革(改悪)の中で、「ゐ・ヰ」と「ゑ・ヱ」を旧仮名遣いとして五十音から排除した時点でこの傾向が大きく変化しました。
 「ゐ・ヰ」と「ゑ・ヱ」は旧仮名遣いではありません。「あいうえお」表記が生まれた時に同時に生まれ、同時に使われてきた日本古来の「声」の表記の1つです。仮名遣いという表現は正確ではありません。仮名遣いと声の表記を取り違えないでください。

誰が旧仮名遣なんて言ったのか


 問題は、旧仮名遣という言葉の使い方が間違っているということを考えてください。「声」の表記を見たとき「ゐ・ヰ」と「ゑ・ヱ」「を・ヲ」の発声を正しく伝承することが大切です。どういう時に使うかの一例を紹介すると・・・・
「イとゐ」の声の違いは「イルカはゐるか」(海豚は居るか)です。これを「イ」にすると
イルカはイルカとなり「海豚は海豚」となって文章表現が成り立たなくなるのです。
「声」の送り仮名は「こゑ」 「こえ」は「肥」の送り仮名です。また、稲を植えるは「イネをうゑる」となります。「うえ」は「上」です。このように「イとゐ」「エとゑ」の発声の違いの区別がつかなくなると日本語を美しく読むことができなくなります。日本文学の全体が伝承できなくなるのです。
「イとゐ」「エとゑ」「オとを」についてはその声の出し方をしっかり学びましょう。日本語の発声・声は欧米の「発音」では表現できないことをしっかり学んでください。
この「声」が最高ランクで発声出来るようになるために「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」の発声の違いを鮮明に言えるようになる事が前提です。
 言語の欧米化は「発音図」で進みましたが、今こそ「日本の48声図」で真の日本語を取り戻しましょう。未来の子孫の成長と発展のために。

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