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西谷俊広

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西谷俊広(にしやとしひろ)

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コラム

経営の話4~地下足袋力王~

経営

2013年12月27日

今回も、私が常日頃から会計や税金、経営について書いているブログの記事からです。

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1948年に創業した地下足袋(じかたび)を製造販売している力王という会社を紹介します。従業員数は45名、株式上場はしておらず資本金も9600万円で典型的な中小企業ですが、地下足袋の国内シェアは実に70%を占めています。

地下足袋というのは、ゴム底で足の指が親指とそれ以外の二股に分かれている作業用の足袋のことをいいます。特徴は、つま先に力が入りやすいことで、農林業や大工、左官など屋外で作業をする職人などに向いています。足袋の製造販売をしていた石橋徳次郎という人が、昔ながらの足袋に滑らないように波型のゴム底をつけて販売したのが始まりで、三池炭鉱の炭鉱夫に人気を博したことから全国的に普及しました。

日本人の足は 「甲高」とよく言われます。これは欧米人の足の甲が低くぺったりした形をしているのに比較してのことらしいのですが、力王の社長さんは甲高の足に合う地下足袋を毎日毎日研究していたそうです。結果的に、底に特殊な工夫をすることで履き心地のよい足袋が完成したとか。

力王は非上場会社なので財務内容は不明ですが、シェア70%の力王に対してシェア30%の丸五という会社が財務内容をHPで開示しているので参考になります。それによると丸五は従業員数150人で、売上52億円です。力王は1/3の従業員で2倍以上のシェアを獲得している計算ですね。地下足袋というのは大手企業が本気で算入するには市場規模は大きくはありません。力王は、品質を徹底的に追求した結果、中小企業がニッチな市場でトップブランドを形成したよい事例だと思います。

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