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コラム

相続税の基礎知識その1~相続税の計算の流れ~

相続税ワンポイント

2013年7月10日 / 2014年9月17日更新

今回から、何回かに分けて相続税の基礎知識についてお話します。相続税の計算の流れがわからないと、相続税のお話をしてもイメージしづらいと思いますので、非常に簡単ですが、まずは相続税の計算の流れをご説明します。



① 相続財産を確定する
まずは相続財産を洗い出して確定します。相続財産は現預金、貸付金、株式、土地、建物など多岐にわたります。

※死亡前3年以内の贈与も相続財産に算入されます。

※墓所や仏壇は相続財産に算入されません。

※死亡保険金や死亡退職金は相続財産ではありませんが、「みなし相続財産」として相続税の計算に算入されます。それぞれ、500万円×法定相続人の数については、相続財産から控除できます。

② 債務を①の相続財産から差し引く
亡くなった方の借金などの負債は相続財産から控除します。負債には未払の入院代なども含まれます。

③ 基礎控除額を①の相続財産から差し引く
  
  課税財産=相続財産-基礎控除

※基礎控除は(5千万円+1千万円×法定相続人の数)です。なお、平成25年度税制改正により、平成27年1月1日以降の相続については基礎控除の計算は(3000万円+600万円×法定相続人の数)となりました。なお、課税財産が基礎控除以下の場合は税金がかかりません。
 
④ 税率を乗じて相続税の総額を算出する
課税財産(=①相続財産-②負債-③基礎控除額)を法定相続分で按分して、各々に税率を乗じて、相続税の総額を算定します。税率は累進税率です。

⑤ 相続税の総額を相続人に按分する
算出された相続税額の総額を、各相続人の相続財産額に応じて按分します。

⑥ 相続人ごとに税額控除を行う
配偶者、20歳未満の子、障害者、3年以内贈与など一定の場合、それぞれ按分された相続税額から一定の控除が認められています。

※配偶者特別控除
配偶者は法定相続分以内であれば税金はかかりません。また、たとえ法定相続分を超えても1億6千万円までは税金がかかりません。

※未成年者控除
20歳未満の相続人は、6万円×(20歳-相続開始時の年齢)が税金から控除されます。なお、平成25年税制改正により、平成27年1月1日以降の相続については6万円が10万円となりました。

※障害者控除
85歳未満の相続人は、6万円×(85歳-相続開始時の年齢)が税金から控除されます。なお、平成25年税制改正により、平成27年1月1日以降の相続については6万円が10万円となりました。

※贈与税額控除
相続財産に加算された贈与財産に対する贈与税は、税額から控除されます。

※相次相続控除
10年以内に続けて相続があると、2回目では1回目に払った税金の一部を差引くことができます。

⑦その他

※2割加算
相続又は遺贈によって財産を取得した人が一親等の血族(代襲相続人となった孫等を含む)及び配偶者以外である場合には、各人の算出相続税額にその20%相当額を加算します。被相続人の兄弟姉妹、代襲相続人ではない被相続人の孫、まったくの第三者などの場合です。

※取得費加算の特例
相続により取得した土地を3年以内に売却した場合、相続税として支払った税金の一部を土地の取得費に加算する制度があります。

相続税の基礎知識その2に続く

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