マイベストプロ青森
坂下幸夫

子育て世代向け住宅とエコ住宅に特化した住まいのプロ

坂下幸夫(さかしたゆきお) / 建築家

株式会社コアラハウス

お電話での
お問い合わせ
0178-20-5919

コラム

注文住宅における断熱工法

2016年8月11日 公開 / 2016年12月15日更新

テーマ:注文住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅


注文住宅を建てる際、寒さ・暑さ対策として考えていただきたいのが断熱性と気密性を考えた家づくりです。
断熱方法には、充填断熱工法と外張り断熱工法があります。
まず充填断熱工法とは壁の内側にグラスウールなどの断熱材を詰めることで、断熱性を高める従来の工法です。

外張り断熱工法は、構造材の外側をすっぽりと断熱材でくるむタイプの工法です。

充填断熱工法、外張り断熱工法、それぞれの特徴を把握して、建物の形状や予算などをふまえながら、どちらを採用するのかを専門家と一緒に考えていきましょう。

充填断熱工法と外張り断熱工法、二つの断熱工法

注文住宅を建てる際、青森を初めとした寒さが厳しい東北地方では断熱性と気密性を考えた家づくりをすることが大切です。
断熱性と気密性という言葉をもう一度ここで簡単におさらいしておきますと、まず断熱性の高低とは「建物の内と外の熱の出入りを遮る程度を表す」、気密性の高低とは「家の隙間の少なさを表す」と思っていただくとイメージしやすいかと思います。

これまでツーバイフォー住宅に関するコラムなどで、壁の内側に断熱材を詰める充填断熱工法というものをご紹介いたしましたが、家を断熱材ですっぽり覆ってしまうタイプの外張り断熱工法という工法もあります。

今回のコラムでは、この二つを比較しながら注文住宅における断熱工法について見ていきましょう。

建物の内側から断熱を施す充填断熱工法

まず充填断熱工法とは、壁の内側にグラスウールなどの断熱材を詰めることで、断熱性を高める従来から行われて来た工法です。

ほとんどの施工業者で施行可能であり、コストも外張り断熱に比べると安く済むことが大きなメリットになっています。

注文住宅を建てる際のメリットとしては、建物の外側をすっぽりと覆うタイプの外張り断熱工法に比べて、建物の外観の複雑さなどに左右されることが少ないので、デザインや間取りを気にせずに施行しやすい工法であることも挙げておきましょう。

一方でしっかりとした施行を行わないと、壁の中に温度差が生まれてしまい、結露を起こすこともあるので注意が必要です(詳しくは、ツーバイフォー(2×4)工法の結露対策の回をお読みいただけると幸いです)。

建物をすっぽり覆うタイプの外張り断熱工法

充填断熱工法と違い、外張り断熱工法は構造材の外側をすっぽりと断熱材でくるむタイプの工法です。壁だけでなく柱なども断熱されますので断熱効果が途切れることなく、また気密性が高くなり、結露などの心配も少なくなります。

ただし、全ての施工業者が対応できる訳ではない、コストも割高の場合が多い、外壁に貼付ける断熱材の分だけ壁が厚くなるので敷地面積との兼ね合いが必要などの点について注意が必要です。

また先ほども書きましたように、建物の形状によっては施工が難しい場合などもあり、一般的にどちらが良いかということは言えません。それぞれの特徴をしっかりと知った上で、専門家と相談して工法をお選びいただくのが良いでしょう。

この記事を書いたプロ

坂下幸夫

子育て世代向け住宅とエコ住宅に特化した住まいのプロ

坂下幸夫(株式会社コアラハウス)

Share
関連するコラム

坂下幸夫プロのコンテンツ