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小倉和也プロのご紹介
診察するのは病気ではなく人、家族、地域。支え合いながら自分らしく暮らせる地域社会の実現を目指す(3/3)
地域全体が”1人の患者”。地域共生社会を目指してこれからも
救急医療体制が整い、訪問看護ステーションは30カ所、介護施設も100カ所以上ある八戸市。しかし小倉さんが開業した当初は、退院後、うまく在宅診療に移行できていなかった患者の往診を急に頼まれ、慌てて駆けつけると、そのまま看取ることになってしまうなど、相互の連携が取れていないための弊害が出ていました。
そこで小倉さんは職種を超えて医療・介護の現場をつなぎ、連携して在宅医療を行う多職種連携コミュニティチーム「Connect8(コネクト8)」を結成。平成27(2015)年の開始当時2件から始まった登録事業所は2年で160件以上に増えました。
クラウドシステムを使い、ログインすれば同じ患者さんの情報が共有できるほか、毎月勉強会を行うなど、地域医療の質の向上に取り組んでいます。
29(17)年にはNPO法人「Reconnect(リコネクト)」を立ち上げました。
「目指しているのは地域共生社会の実現です。子ども、子育て世代、障害者、外国人など弱者になり得る人たちを含め、お互いが自分にできることをしながら支え合う仕組みを作りたい」
多彩な活動を展開しているように見えますが、「根っこは1つ」と小倉さん。
「家庭医の考え方に『人をトータルで診る』『家族ぐるみで診る』『地域を診る』というのがあります。家庭医にとっては地域全体が“1人の患者さん”。患者さんの血圧やけがの具合を診るのと同じように、これからも地域の課題に取り組んでいきたい。そのためにも、同じ志を持つ家庭医を増やしたいと考えています」
ともに地域を支える仲間を、小倉さんは待っています。
(取材年月:2018年8月)
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