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土田茂

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土田茂(つちだしげる) / ファイナンシャルプランナー

ライフ・デザイン・ラボ

コラム

暮れましてありがとうございます。

2022年12月31日

テーマ:その他

コラムカテゴリ:お金・保険

こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。

今年もいよいよ大晦日となりましたが、今年はどんな一年でしたでしょうか?
私は今年終活の一環!?として狩猟を始めました。まだ新米猟師で獲物を仕留められてはおりませんが(笑)。

世間では相変わらずのコロナ禍ではありましたが、お祭りやイベントなども制限はありながらも開催され、少しずつではありますが、以前の様な生活に戻ってきてはいますね。早く日本でも、海外の様にノーマスクで歓声を上げてスポーツやイベントに参加できる、コロナ前の日常に戻れる日が来ることを願うばかりです。

さて、2022年は世界的に大荒れな一年でありました。

欧米の政策もあってエネルギー価格が元々高騰気味であったところに、ロシアのウクライナ侵攻が起こり、一時1バレル120ドルを超える高値を付けました。

また、為替もアメリカの大幅な利上げや原油取引等での世界的なドル不足を生み、一時1ドル150円を突破するなど記録的な円安となりました。

そして、インフレも世界的に問題になっており、アメリカでは利上げをしてもなかなかインフレ率が下がらず、11月でようやくアナリスト予想を下回ったものの対前年比7.1%上昇という状態で、日本でも10月に3.7%上昇しました。いうまでもなく、物価上昇はお金の価値が下落した状態であり、インフレ率よりも低い利回りで運用していては、「お金が腐っていく」ことになります。

余談ですが、金融業界的には、保険会社や銀行での「ドル建て保険」が爆発的に売れた一年でありましたが、多少高金利とはいえ、為替リスクやアメリカのインフレ率を考えると基本的に長期の資産形成には向かない商品と思いますのでもしご提案されているようであればご注意を。

株式市場も世界的に振るわず、アメリカのS&P500も約20%の下落、NYダウも約9%下落となり、日経平均も約9%、TOPIXは約5%下落しました。これまで市場を牽引してきたグロース株が2000年代最大の下落となったことが今年の株式市場を象徴しています。

来年は景気後退(リセッション)を予想するアナリストが多く、まだまだ続きそうなロシア・ウクライナ紛争、米国の利上げによる新興国の原則、様々な意味でのチャイナリスクなどもあって株式市場はより一層「冬の時代」になるかも知れません。
そういった悲観シナリオもある一方で、逆張りのアナリストもいて、アメリカの利下げ、ロシア・ウクライナ紛争の終結、中国のゼロコロナ政策転換による需要復活、日本でもコロナ禍の終了で個人需要が増加するなどプラス材料から来年の株式市場は春以降(もしくは年末までには)大きく上昇するという予想もありますから、プロでも分からないのが株式市場という認識が必要ですね!

国としても、年金の制度的な問題もあって、資産運用に対して積極的に推奨して来ています。今年はiDeCo含め確定拠出年金の改正があり、2024年以降からはNISAも大きく変わり、大幅に使いやすくなりそうです。

こういった制度も皆様のライフプランを達成するための道具として、どの様に活用すると良いのかを十分に検討して、適切にアドバイスできるようにして参ります。

それでは、今年も大変お世話になりました。
来年も引き続き、ライフ・デザイン・ラボをどうぞよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎え下さい。

土田

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