相談しやすい、話しやすい。人柄で選ばれる“税理士さん”（2/3）

PC、プリンター持参で、お客様を毎月訪問

吉川税理士事務所では、お客様のもとに定期的に足を運び、きめ細やかに経営をサポートしています。「基本的には月1回、パソコンとプリンター持参でお客様のもとに伺います。そして月ごとの売り上げや仕入れ、領収証などをチェックし、データ化。“企業の成績表”に当たる月次決算書をその場で作成し、お客様と対話しながら、一緒により良い経営の方向を探ります」

　定期的に財務、会計、経理をチェックすることで、こんなメリットがあるそうです。「いざ税務調査となった時、慌てて準備しては十分な対策が取れません。また、確定申告は締め切り間際にまとめて、という経営者もいらっしゃいますが、これでは申告に時間を取られ、業務に支障をきたします。税務は早めの対策、こまめな管理が重要です。本業に集中していただくためにも、我々が定期的にしっかりサポートします」。それは言わば、企業の定期健診です。健康状態をこまめにチェックし、気になる症状には早めに対策を打ち、事前に病（問題）を予防します。不景気が続く昨今は「特に注意が必要」だそうです。「『黒字倒産』と言いますが、数字上では黒字でも、借入金や支払手形、売掛金が多いために倒産するケースも。また、在庫管理に失敗し、倒産するケースもあります。これらを未然に防ぐためにも、資金繰りや資金調達の定期的なチェックが重要です」。収入から支出を引いて、手元に残る現金（資金）の流れを把握する「キャッシュ・フロー経営」は、同事務所が最も力を入れてアドバイスしている会計手法です。「お客様と一緒に考え、キャッシュ・フローを良くしていく。お客様と共に歩む税理士事務所でありたいですね」

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