「住まい」のこと、フルサポートします（2/3）

東北地方に適した「住まい」とは

　由利本荘市に生まれた井澤さんは、大工だった父親の影響もあり、モノ作りが大好き。仕事の関係上、日本各地を巡ってその地方独自の「住まい」を見てきました。その中でも東北地方、特に秋田は特殊だといいます。「夏は暑いうえに湿度も高い。そして冬は氷点下の日が続くし雪も多い。つまり夏・冬両方の季節をクリアしないといけないんです。」と井澤さん。地域特性をも考えにいれて、井澤さんはライフスタイルに適した快適な「住まい」を提案します。

　独立前は大手住宅会社の勤務経験もある井澤さんは、昔ながらの在来工法から近代的な住宅まであらゆる「住まい」のメリット、デメリットを研究してきました。「表側から見えないところが、実は「住まい」のポイントなのです。夏・冬両方の季節を乗り越えてきた「住まい」です。年月がたてば老朽化して不都合が出て来ます。たとえば断熱などです。見た目に綺麗な部屋なんですが、なぜか寒いなどという場合があります。どこかに隙間があったり、ドアが歪んでいたり、外壁が痛んだり。」

　見えないところを修復しても、本当に改善されたのかクライアントに納得してもらえない場合もあるといいます。「壁の中や天井裏、または床下など、改善部分がはっきり見えない場合が多いのがリフォームです。そのため赤外線サーモグラフィーカメラによる〈住宅非破壊検査〉を導入しています。」と井澤さん。

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【次ページ】赤外線サーモグラフイーカメラで「住まい」診断

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