一人ひとりの要望に添ったお墓づくりで人生のエンディングをサポート（2/3）

「知識を増やして顧客のニーズに応えたい」の一心で猛勉強。社内きってのエキスパートに

　佐藤さんが同社に入社したのは2012年。サービス関連業界からの転職で、石材店は初めての経験でした。従業員全員が終活カウンセラーの資格を持つという同社のプロ意識の高さに驚き、入社当時は、とにかくみんなの知識に追いつきたい一心で猛勉強をしたといいます。そのかいがあって、現在では、お墓ディレクター、お墓診断士、終活カウンセラー、ファイナンシャルプランナーの4つの資格を取得。高い専門性を備えた、お墓のプロとなりました。

「お墓づくりは、人生の最後をお手伝いする仕事です。人それぞれ生き方や価値観が違うように、お墓に対するこだわりや考え方も異なります。お客さまと話し合いを重ね、ご満足いただけるものが完成した時は『よいお墓を建ててくれてありがとう』と感謝の言葉をいただけることもあり、心の底からやりがいを感じます」

　お墓は代々にわたり受け継いでいくものであり、できる限り願いをかなえたいという佐藤さん。作者不明の絵を手渡され、それをもとにしたデザインを墓石に彫ってほしいと頼まれたことも。美術大学の教授に相談したり、知り合いに尋ね回ったり、方々に手を尽くした結果、運よく作者が見つかり絵の修正を依頼。顧客の思いを墓石に反映させることができました。

「理想通りのお墓を作るには、最初にお墓の形を決め、次に石の色を選んでデザインに進むとスムーズです。価格を優先してしまうと選択肢が限定されるので、まずはご自身の希望を軸にしてお選びいただくとよいかもしれません」

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