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山田昌昭

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コラム

白蟻(シロアリ)の被害について

大工の出来る事

2014年7月30日

白蟻(シロアリ)被害について


弊社でもよく、雨漏れや腐れ、床のゴワツキや羽蟻の発生等で出会う事になる白蟻(シロアリ)についてのお話です。
写真は、鉄骨造の建物壁から雨漏れがして白蟻の被害にあった物件の壁体内部の被害写真と、床が抜けた物件の床下材の被害写真です。どちらも元の木材の形を失う程に被害にあっていました。





 壁の雨漏れの要因は、窓の周りのコーキングの施工不良から起きたものでしたが、壁の中が変色する程に雨漏れが発生していました。徐々に流入した雨水は木材を湿らせ、白蟻が好む環境になっていました。白蟻は恐らく建物と建物の間に置いてあった廃材に巣を作って建物内に侵入したものだと思われます。最終的に雨漏れが酷くなって床に水が溜まり連絡頂きました。

施工事例はこちら

 もう一つは床下の湿気がこもり、床材に白蟻が侵入して被害が発生したものでした。30年以上白蟻対策を施した事はなく、長い間に徐々に浸食されてきたものの様でした。床下から湿気が上がりやすい地盤で、ほぼ建物全域の床下に被害が広がっていました。解体を始めると5月の季節も重なり、羽蟻が大量発生。幸い土台や躯体に使われた木材は浸食されておらず、床を組み替えて施工しました。

施工事例はこちら

 これらの被害が発生した時、早期ならば白蟻の駆除を行い、予防措置を講じる事で対策出来ます。しかしながら上記物件の様に被害が壁の欠落や床のゴワツキまで進行していると、解体して作り直さなければいけなくなってしまいます。費用も多くかかりますし、施工内容も大掛かりになってしまいます。
 この時注意しなければならないのは、施工過程で新設した木材に薬剤を散布してもらう必要があります。解体後の既存物にだけ薬剤を散布してしまうと、新設木材に再発する要因となってしまうからです。
 
 被害が酷くならない様にする為には、定期的に白蟻対策を施す事と、白蟻の発生要因となる湿気を溜め難い造りとする必要が有ります。一般的に発生しやすい箇所は、台所・洗面所・トイレ・お風呂等の水回りです。羽蟻が発生したら注意しましょう。

 次回のコラムでは「白蟻の予防と駆除の方法」について書きたいと思います。


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