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高原忠良プロのご紹介

現場改善から次世代車対応戦略まで、ものづくり企業の未来を切り開く(1/3)

高原忠良 たかはらただよし

トヨタ生産方式・カイゼン指導で、生産性や不良率、コストの課題にアプローチ

 自動車業界をはじめとしたものづくり企業を支える「Tech-T」代表取締役の高原忠良さん。トヨタ自動車やサムスングループ、さらには学会役員での知見と人脈を生かした、技術コンサルティングで豊富な実績を誇ります。

 力を注ぐのが、地域の中小企業に向けた「トヨタ生産方式・カイゼン指導」です。トヨタ時代に、仕入れ先に対する改善指導に携わっていた経験をもとに、「生産性を上げたい」「不良率を下げたい」「原価を低減したい」などの課題解決を導きます。
 「ムダを省いてより良い体制づくりを目指すトヨタ生産方式は、どの業種や工程でも活用できます。作業効率などを見直す〝カイゼン〟や、問題の真因を追究する〝5回のなぜ〟など、実務で養ったノウハウをお伝えします」

 まずは、製造や生産現場を訪問して、「事実の見える化」を行います。
 「〝不良がよく出る〟という相談でも、データなどの根拠がなければ、先入観でとらえている可能性があります。数値などを分析し、全員が同じ問題を共有するところから始めます」

 その上で、なぜ問題が起きるのかを繰り返し検証して真の原因を突き止めるとともに、具体的な数字で目標を設定。原因と目標が明らかになると、現場自らが良いサイクルに回り出すと言います。
 「工程を熟知しているのは、現場の方々です。業務を整理・整頓したり、知恵を出し合ったりして、一緒に合理的なアプローチを見いだします。グラフなどで成果を可視化すると、モチベーションはアップし、成功事例を別の部門に応用する動きが生まれることも。同時に、人材育成や組織力の向上も図れるのです」

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