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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ)

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鈴木敏広プロのコラム一覧

四方山話

2017-09-15

藤井厚二は気温、湿度などを調べて、日本では夏に快適に過ごすことが住宅に重要だと考え、そのために風をコントロールする必要があると考えました。90年前はエアコンもありませんから、自然の風を利用して如何に快適に生活できるかを実現したのが聴竹居です。東南に面した縁側から風が家の奥ま...

四方山話

2017-09-12

前回は人が多すぎてゆっくり見ることができませんでした。帰りがけに「今度は予約してきてください。」と言われたので、今回は予約して行きました。聴竹居に着くと「どうぞ。」と案内され、いきなり居間へ入って予約の確認です。同時刻の見学は他に五人だけ、今回はゆっくり見られそうです。...

前回まで軒のない家と雨漏りに関してだけを書いてきましたが、今回は話が変わり構造に関することです。軒が出ていないと柱や束と母屋や桁の接合部に余裕がないのではと思っています。下の絵(左)のように普通の木造住宅では柱や束のホゾを母屋や桁の穴に差し込むように作りますが、下の絵(右)に...

三十年ほど前に亡くなられた法隆寺の宮大工西岡常一棟梁の本に、飛鳥時代の工人(棟梁の本では飛鳥時代の職人のことを工人と書いています)が中国のお寺をそのまま造るのではなく、日本の気候にあった形に変えて造ったという話があります。西岡棟梁は、戦争中に兵隊として中国へ行った時、中国...

ここまで書いたように、軒のない屋根の家はリスク(特に雨漏りについて)が大きいのですが、なぜこのような家が増えているのでしょうか?断っておきますが、敷地がない場合はもちろん別です。考えられる理由は、デザインか価格を安くすることしかありません。デザインは個人の趣味として、軒を出...

軒のない家が雨漏りする様になったから、雨漏りしにくいように軒を出すのは大変工事です。足場を架け、屋根、外壁をめくり、構造材を取り付け、屋根を葺きと外壁材を張る工事をしないといけません。費用も掛かり工事中に雨の心配をしなければなりません。逆に軒のある家の軒を切り縮めることは...

防水材料など無い頃、外壁材は板や土壁です。当然、現在の材料のような完璧な防水性はありません。雨が続けば湿り、水は侵入して傷んでしまいます。ですから、軒や庇をつけることで普段の雨を防ぎ、風が吹いて雨が当たり一時的に漏っても、風向きが変われば雨は当たらなくなるようにしていました。...

「片流れ屋根の家が増える理由⑩」(コラム;片流れ屋根の家が増える理由⑩ 参照)」参照)に書いた軒なし片流れ屋根の家はリスクが非常に大きい家です。片流れの屋根の家で水上、水下の雨漏りについて書きましたが、軒がないと片流れ屋根の水上、水下から漏水するとすぐに壁の中へ入ることになり...

今回はたとえ話です。軒のない家は、雨合羽を着ている家、軒のある屋根は傘を差している家とたとえられます。雨が降っている時、人は傘をさすか雨合羽を着るかのどちらかだと思いますが、雨の掛かり方は異なります。傘をさしていれば雨が人に掛からないように外へ流れますが、雨合羽は全身...

軒がない屋根でも雨が漏らない理由は、コラム「築30年で初めて漏った家⑤」(コラム;築30年で初めて漏った家⑤ 参照)に書いたように、防水シートやシール材などの水を通さない材料に頼っているためです。軒がない、庇がないと雨は壁全面に当たります。全く風が無く(ほとんどあり得ませんが)雨...

コラム「築30年で初めて漏った家」に書いたように、30年間雨が一度も漏らなかった家は、軒も庇もある家でした。少し前まで、現在使われている性能が良く、扱い易い防水材料は無かったため、屋根の軒、窓など開口部の上の庇などで雨がかからないようにし、同時にかかった雨の連続性を絶って雨漏...

このブログは「片流れ屋根の家が増える理由」の続編です。また、雨漏りについての内容が多いため、コラム「雨漏り、「築30年で初めて漏った家」と同じような話が出てくることを御了承ください。私のブログで一番アクセスが多いのがとにかく雨漏りに関するコラムが非常に多く、正直、「こんなに...

このコラムが多くの人に(特に高齢者に)読まれると良いと願いますが、個人の敷地内の下水桝は水道局の管轄外です。個人の敷地内の事で公的機関や業者が点検に来ることは、事故など特別の場合以外まずありません。ガス、電気の検針やメーターの取換えぐらいです。検針やメーターの取り換えは使用料を...

7月25日の朝日新聞の記事に「点検商法 後を絶たず」という記事がありました。記事の内容は、大阪本社の汚水桝や排水管の清掃、床下の工事などを事業とするリフォーム会社の名古屋営業所が、名古屋市を中心に高齢者を狙う「点検商法」をしていたという記事でした。点検商法とは、無料点検...

片流れの屋根の家が本当に多く建てられています。このコラムには雨漏りのことを多く書きましたが、私には、⑥に書いたバランスが悪いことが非常に心配です。建築基準法では耐震の計算する場合、各階の床面積に定数を掛けて必要耐力を計算し耐力壁の量を決めますが、屋根のかたちは考慮しません(...

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