高度外国人材を活用して日本を元気に！（2/3）

日本がもっと元気になるためには、外国人の力が必要

　倉片さんがこの事業を立ち上げたきっかけは、以前、東南アジアをはじめとした、さまざまな開発途上国をまわったことでした。「ベトナム、タイ、インド、フィリピン、キューバ、南アフリカなどを訪れて印象的だったのは、そこで生活をしている人たちのイキイキとした表情。出会った多くの人が、『自分たちの手でこの国を成長させるんだ！』というエネルギーに溢れていました。そんな姿を見て、超高齢化社会を迎えあらゆる業界が人材不足に悩む日本において、今後この国をもっと発展させ地方創生を実現するために、彼らの力を借りるのはどうだろう…と考えるようになりました」。学生時代に自転車で日本一周を達成し、日本の良さを知り尽くした倉片さんだからこそ、人一倍「この国をもっとよくしたい！」という想いは強く、そういったエネルギッシュな人たちに出会ったことで、「まずは自分が立ち上がろう！」という気持ちにもなったといいます。

　帰国後、さっそく準備を始めた倉片さん。高度外国人材の現状などを調べ、株式会社を立ち上げて、有料職業紹介の認可も取得。そのころに始めた在日ベトナム人向けのフェイスブックページは、2019年9月時点で約6000人のフォロワーを抱える、留学生向けのコミュニティとしては日本最大級の規模にまで成長。現在も毎週100人以上のペースでフォロワーが増え続けています。

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【次ページ】外国人が活躍していることが、当たり前の社会をつくる

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