【KUROFUNE STORY Vol.1】　ビザの制度がわからずに就労で困っていたPさん（ベトナム人）のSTORY

『このままだと僕は国に帰らなければならないんです』
KUROFUNEが持っている求人情報を見て応募してきたベトナム人男性Pさんが藁にすがる思いで相談してきました。
　
Pさんはベトナムで工業大学を卒業した後に、日本での技術を学びたいと思って留学生として来日しました。日本語学校を卒業した後に、留学生が入りやすいと勧められた大学に進学して、日本で働くことを夢見ていました。
　





　
しかしここの大学は留学生は「研修生」という扱いになり、1年間しか大学に通わないので、学士の認定を取ることができませんでした。つまりPさんの日本での最終学歴は大卒にではありませんでした。
　
日本で就職するには「ビザ（査証）」といったものが必要になります。その中で日本人でいう「総合職」にあたるのが「技術・人文知識・国際業務ビザ（通称：技人国ビザ）」と呼ばれるものです。このビザは国内外の大学あるいは日本の専門学校を卒業していることが必須となります。　
　
　
Pさんは入学するまでその事実を知らなかったそうです。Pさんと同じタイミングで入学した同期の外国人で大学を卒業していない人たちは、日本での就職の要件を満たせずにほとんど帰国してしまったみたいです。
　
Pさんはベトナムで工業大学を卒業していたので日本での就労要件を満たすことができ、工業大学の卒業証明書を持って仕事を探し、ビザの申請をしました。無事にビザが下りて、日本での正社員としての仕事が始まることになったのです。
　




　
しかし、最初に勤めた会社が給料の不払いを起こして、同期とともにやめてしまったそうです。またPさんは一から仕事を探さなければなりませんでした。知人の日本人に相談したら『ウチで働きなよ』と言っていただき、2社目としてコンビニの仕事で働くことになりました。
　
さらにPさんへの悲劇は続きます。ビザが下りなかったのです。技人国のビザで働くためには「大学で学んだこととの関連性」が必要となり、全く関連がない仕事だったためにビザは当然不許可になりました。この時はPさんもコンビニの経営者もビザの制度を知らなかったので、まさかビザがおりないとは思っていませんでした。
　
　
無情にもPさんのパスポートには「31日間の特定活動ビザ」のスタンプが押されてしまいました。これは31日以内に次の就職先を見つけ、ビザの申請をしなさいという意味のビザです。31日以内に何もアクションが取れなければ、帰国しなければなりません。
　
そんな時にたまたまKUROFUNEが運営する「WABISABI-JAPAN」のメディアの求人情報を見て相談してくれました。担当した倉片は、最優先でこの案件を進めると決意して、提携する行政書士と一緒に案件を進めていきました。
　




　
そして無事に、Pさんの希望に沿った会社を見つけることができ、経営陣から「素晴らしい人材」との評価で、そこの会社にて内定をいただくことができました。
　
まもなくビザの許可がおりて、彼が日本にて仕事をすることになります。次の会社はKUROFUNEが自信を持って、Pさんが活躍できる会社だと思っています。また彼が活躍できるように最大限支援していきます。
　
　
KUROFUNEは、「都市部だけでなく、地方においても外国人が活躍できる環境を作り出していきます。そして入社した後の活躍を支援していきます。入社後の活躍にてお悩みをお持ちの方、ご相談ください。