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コラム

クンナム

墓石材について

2014年11月21日 / 2015年2月11日更新

墓石として使用する石材は、とても多くありますが、お墓を建立する時に一番気になるのが使用する「石材」の事だと思います。

また、どの石材を使えばいいのかも、一番知りたい事でしょう。

一般の方にとって、初めて墓石店へ行き、色々な石のサンプルや、展示墓石を見ても、色の違いが判るくらいで、「石目」などは見てもよくわからないと思います。
ましてや、各石材の石質や使用頻度、人気度などはまったくわからないと思います。

 そこで、これから不定期ではありますが、「墓石材」についてその特徴や、経験上わかったこと、また自然の物なので、その時々の丁場(石切り場)状態などを公開して行きたいと思います。


 今回は、黒御影としてとても良く使われる、インドの石材、「クンナム」についてお話します。


インド産の墓石材は、M-1-H(エム・ワン・エイチ)に代表されるように、濃い緑色や黒色の石材が多く採掘されていますが、その中でも代表的な「黒御影」が、今回ご紹介する「クンナム」です。

M-1-Hです。 才単価 ¥90.500  才単価についてはこちら

M-1-H

今回ご紹介するクンナムです。(写真はクンナムE)  才単価 ¥104.500

クンナムE

クンナムはインドを代表する「黒御影」ですが、クンナムの説明の前に石の種類について少しご説目させて頂きます。

一般の方は、墓石に使われる石材を、よく「御影石」と呼ばれますが、実は御影石という名称は、正式名称ではなく、正式には「花崗岩(かこうがん)」になります。
以前、兵庫県の御影地方で良質な花崗岩が採れたということで、通称「御影石」と呼ばれるようになったそうです。(実際に調べたわけではありませんが、通説となっています。)

そしてクンナムですが、通称「黒御影」と呼ばれていますが、こちらも実は花崗岩ではなく、斑糲岩(はんれいがん)系の石材です。専門的な事は別として、どちらも墓石材に適した石材です。

さて、話を戻しますが、このクンナム、墓石材としては高級石材になります。
黒御影自体が高級石材として価格も高くなってますが、その中でもトップクラスの石材が「クンナムE」となります。
ただし、クンナムもランクがあり、当店は、最高ランクの「E]と中間クラスの「8」の二種類を扱っています。

クンナムE  才単価 ¥104.500

クンナムE

クンナム8  才単価 ¥84.200

クンナム8


どちらも石質は、ほぼ同じですが、クンナムEの方が、クンナム8より若干色が濃くなります。
石質としては、20年以上経っても多少の色焼け程度で、劣化度も他の石材に比べてとても低く、健全度も5段階レベルの最高ランクに位置します。(茨城県石材協同組合連合会 石材学より)

では、実際に墓石を建立してみて感じたことですが、クンナムは「8」を価格的にもお勧めしやすいので、黒御影をご希望のお客様にはお勧めしていますが、やはり高級感から言えば、他の石材と見比べてもかなり高いレベルにあると思います。
また、地域にもよりますが私共のエリアでは、黒御影の使用率があまり高くないので、存在感は他を圧倒します。


クンナム8使用のデザイン墓石

クンナム8デザイン墓

 石屋側としては、マイナスイメージになることは言わない所が多いようですが、墓石は天然の物であり、地中にいる時からすでに変化を続けており(何万年単位ですが・・)、地中から掘り出された時から、風化が始まります。つまり劣化です。

原因は、雨水や、河川、海の波等による侵食による物理的風化、また、雨水に含まれる酸素などによる酸化による化学的風化、それとよくある墓地内の植樹による根の張りによる生物的風化、これは実は根の張りだけではなく、植物が根から酸を出し、岩石を分解し必要なミネラルを吸収するための分解も含まれていますが、主にこの三種類の原因により、石材の風化(劣化)が進みます。

そして、この三種類の風化に共通するのが、「水」の存在です。

下記に、墓石の石塔部の健全度と劣化度を数値で表記してありますが、さらに調べてみると石塔部分より、墓石の土台石となる「外柵」部分の健全度、劣化度の進行が早くなっています。(外柵部に関しては、どの石材もほぼ同じように劣化が早いため表記してありません。)それは、地中から絶えず水分を石材が吸水しているために石塔部より劣化が早く進むのですが、それを数値が証明している訳です。
(当店では少しでも地中からの吸水を防ぐため、基礎に防湿シート敷設を考案し、実施していますが、これらの検証データからも、その有効性がお分かり頂けると思います。)

詳細はこちらのコラム → 墓石 防湿シート 2013/9/14


そして、今回のクンナムですが、クンナムに限らずいわゆる「黒御影」全般に言えることですが、あの黒色がさめる場合が多いということです。すべての石材の色がさめるわけではなく、黒々とした「艶」を追求するあまり、自然の艶ではなく、人工的に艶を出している製作工場もあるようで(中国製作の黒御影はほとんどそのような加工をしているようです。)そのような場合は、年月が経つにつれ、自然の黒色に戻っていくという事です。劣化ではありませんので、誤解されないで下さい。




新しく始めた「墓石アドバイス」コーナーの初回ですので、色々と説明が多くなり、話が飛び飛びになってしまいましたが、結果、墓石は常に劣化していて、その劣化の仕方が、各石材や「施工方法」よって違うという事です。

今後石質の比較がわかりやすいように、健全度(複数の過去に建立済みの墓石を、建立地など、色々な条件を総合的に検証し、経過年数に対して初期状態を維持している割合)を5段階で、劣化度を%(その石種の経過年数による劣化度。%数値が少ないほど石質が安定している)明記していきますので、ご参考になれば幸いです。

(数値ランク説明)
健全度 高い順 ◎・◯・△・▲・■ 低い
劣化度 0% ~ 100% 平均値 44.16%(142種平均値あくまで参考値です。)
吸水率 平均値 0.142%(58種平均値)


<クンナム石質評価>
健全度 ◎
劣化度 9%
吸水率 0.011%

<丁場、その他情報>
正常

ご参考になれば幸いです。もし使われる石材について健全度、劣化度、私の個人的な見解をご希望であれば、お気軽にお問い合わせ下さい。その石材についてコメントさせて頂きます。
お問い合わせ頂いた情報は、営業には一切使用致しませので、ご安心下さい。

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ご閲覧ありがとうございました。  木村



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