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本多貴治

現場のムダを儲けの宝にする経営コンサルタント

本多貴治(ほんだたかはる)

KWPコンサル株式会社

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コラム

「経営と現場をつなぐ3つの質問!!」

2018年2月12日 / 2018年2月19日更新

 中小ものづくり経営者様より、よく頂戴するお題に「現場リーダーの育成」があります。経営者が笛吹けども現場は踊らずの状況に「経営と現場とのつなぎ役になって欲しい」との訴えと受け止めています。しかしながら、現場リーダーに、経営数値と現場行動との関係性が理解されないままでは、つなぎ役としての機能は発揮されない事態に留まりがちです。そこで、経営数値と現場行動とをつなぐために3つの質問を用意しています。

  1.製品をひとつ(又は一定量)納入すると、会社にいくらお金が残りますか
   2.このお金を積み上げて、最低限いくらにする必要がありますか
   3.今はどの水準にあり、目標までには同じ時間枠の中で、いくつ納品する必要がありますか

 経営者の管理項目が経営数値であることに対して、現場での管理項目は時間と数量です。1から3の質問において、経営数値から現場でわかる時間と数量に変換をさせている点が鍵です。また、2の必要なお金の意味合いや、3の目標達成した場合の社員への還元方針明示も重要な点です。

 この点を現場が理解すると、俄然ファイトを沸かす場面をいく度と見てきました。すると、これまで勉強してきた”整流化”、”無駄な歩行や手待ち等作業改善”、”部材/工具の手元化“、”設備保全や段取改善“、”部材や消耗工具等適正在庫管理”、”多能工化”、“不良是正・予防処置”等の改善キーワードが途端に輝きを放ち出します。

 また、「これムダだよね」との発言が増えたり、整理整頓が日常的な活動となり得たりの進化もよく見られます。先日、現場リーダーが「昨日はいくら稼げましたか?」と経営トップに尋ねる場面にも出くわしました。まさに、現場と経営とがつながった瞬間です。この域に達したリーダーのやりがい感を、表情や言葉・行動に見てとれた時は、とても嬉しくなるものです。『経営と現場をつなぐ3つの質問』、是非、トライしてみて下さい。

    (日刊工業新聞 2015年12月4日 
         モノづくり革新のススメ に掲載された筆者の記事を一部修正したものです)

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