住宅から事業用建物まで幅広い対応！　夢を実現する一級建築士事務所（2/3）

親身になって家づくりをサポート

　幅広い対応力に加えて、魅力なのは親身なスタンス。鶴田さんは、夢の家づくりを実現するため、土地探しから手伝うこともあります。また時には、ショールームに住宅設備を一緒に見に行ったり、使用材料を見学に行ったりと、親身なスタンスを貫きます。

　「今年6月に、路地の家という杉板葺きの家が完成しました。『杉板葺き』とは珍しいですが、屋根に細かい木材を重ねていく工法で、建て主は長年、このような屋根の家に心惹かれていたそうです。新築にあたって杉板で屋根を葺くかどうか、建て主と一緒に建築例も見に行きましたよ。特に経年変化の様子は見ないとわかりませんから」。またキッチンは建て主から具体的な使い勝手の希望があったので、オーダーキッチンとしてオリジナルのものを製作したそうです。

　「HPにも紹介している東山の家は、敷地の高低差を生かして、1階レベルに駐車場、2階レベルに玄関を設けました。『家の中を明るい感じに』という要望に応えて、吹抜きを設置し、奥の方まで光を感じられるよう採光性を工夫しました」

　「実は地形に傾斜があったり、崖が近くにあったり、敷地条件が家づくりを難しくすることもあるんですよ。もちろん使い勝手や耐久性、経済性も大事な要素です。さまざまな条件を乗り越えながら、生かしながら、その家ならではの設計を考えたいですね」

　路地の家や、東山の家など、こだわりの個人住宅を手がける鶴田さん。建て主が胸に抱く理想の家を現実にするため、設計というフィールドで日夜、奮闘中です。

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