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杉浦繁

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杉浦繁(すぎうらしげる)

アトリエ繁建築設計事務所

コラム

鉄筋コンクリートってのは・・。【配筋検査・1】

鉄筋コンクリートってのは・・。【配筋検査・1】



先日・・
配筋検査がありました。
なのでこのクソ寒い中・・
行ってまいりました。


いや~!
吹きっさらしの現場は寒い!
さむ~い!!!

なので早々と切り上げて・・
とはいかないのです。

配筋検査・・

これって現場では特に重要な検査のひとつだからです。




配筋って何?
「はいきん」と読みます。

配筋とは「配置された鉄筋」のこと。

鉄筋コンクリートってわかりますよね・・
その鉄筋コンクリートってのは読んで字のごとく鉄筋とコンクリートを組み合わせることで出来ています。

セメントに水と骨材(ようするに石みたいなもんですね)混ぜてコンクリートにして固まっただけのものは鉄筋コンクリートとは言いません。

コンクリートの中に鉄筋、つまり太さ10mm~24mmとか36mmとかの棒状の鉄の棒・・
この鉄の棒を曲げたり切ったりして適切な位置や長さに設置したもの・・

それが鉄筋コンクリートです。



何で中にそんな物がいるのか?

というと・・
コンクリートは固まると石みたいになるのですが・・
石みたいなもんですので簡単に言うと圧縮される力には強いのですが引っ張られる力には弱いのです。

つまり上からグ~っと押さえられる力には強いのだけれど両端を持って引っ張られると非常に弱い。
石なのに弱いわけないじゃんって?
いやいや人間の力程度ではそう簡単には壊れたりはしませんが、家ごと倒してしまうような大きな地震の力とかその建物自体の何十トン何百トンにもなる重さがそのままかかってきたりすると・・
壊れてしまうのです。

そこでコンクリートの中にコンクリートとは逆に圧縮される力には弱いのですが引っ張られる力には強い鉄で出来た鉄筋を中にいれて・・
一体化する。



そうやって鉄筋コンクリートはつくられます。



両方が合わさって初めて圧縮される力、引っ張られる力、両方に強いものが出来上がるわけなのです。



この鉄筋・・
現場で見るとグチャグチャに山のように配筋されています。
適当でしょ?
決まってるの?

そう・・
実は1本1本全ての鉄筋が計算され設計され決められた位置に配置されています。



この鉄筋は何mmの径のものを長さ何メートルで端部はこのように曲げなさい。
この鉄筋は何mmの径のものを何十本何mm間隔でこの鉄筋の廻りに設置しなさい。
この鉄筋はコンクリートの中のこの位置にコンクリートの外側から何cm離れたところに設置しなさい。
この鉄筋はどこでこうゆう方法でつなぎ合わせなさい。

全ての鉄筋は太さ・種類・本数・位置など全て計算の上に決められそれが設計図に示されています。



何一つ・・
適当とか、いいかげんとか、こんな感じとか・・
なんて物はありません。



そして・・
これは鉄筋コンクリート造の建物だけの話ではない・・

木造などの住宅建築でも同じことなんです。

現在は特殊な場合を除いて住宅であっても・・
基礎は全て鉄筋コンクリートで造るよう法律で定められています。



つまり・・
あなたのお宅でも基礎は鉄筋コンクリートであるはずで・・
それは計算された上で設計され配筋されている・・

はず・・
なんです。



この・・
はず・・
というのがくせものなのですが。





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http://ateliershigeru.com
よもやま建築日記~家づくりの現場から~
http://ameblo.jp/ateliershigeru/

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