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杉浦繁

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杉浦繁(すぎうらしげる)

アトリエ繁建築設計事務所

コラム

素性が良い設計。【リノベーションする時・・4】

家造りのヒント・知識

2015年12月10日

素性が良い設計。【リノベーションする時・・4】




わかりやすく説明してみますね。


たとえば容積率ってご存じでしょうか?

建物はその建てる場所によって様々な用途地域という物が定められておりその用途地域が何かによってそれぞれに容積率が定められています。
容積率というのは敷地の面積に対して建物の床面積を何%までつくっていいのかを定められた物で、200%なら敷地面積の2倍までの床面積の建物を建てることが出来ます。

そんな用途地域とか容積率という法律は当時よりずっと以前からあったものですから、この建物を建てる時にもそれを守って建てられているのですが・・



床面積は何㎡です・・
何%になります・・
守っています・・
は書いてある。

が・・
その床面積をどうやって計算したか・・
がない!

まったくない・・
結果の面積数字だけがある。




高さもそうです。

建物の高さというのは適当に決めることは出来ません。
道路からどんだけの高さまでしか建ててはいけないとか・・
近隣をどんだけ以上影にしてはいけないとか・・
高さによって決まるのですから。

適当で良いなんて言ったら、一番都合がいい敷地の高さからなんて・・
傾斜地とかならとんでもなく低い建物ってことになってしまいます。



なので・・
高さはどこから測ると計算して決めなければなりません。
建物の接する地面、地盤面と言いますが・・
それの平均を出します。

平均地盤というのですが・・
基本的には、ここからの高さがいくつかで高さというのは決められます。

決してだいたい・・
なんてことはないのです。



ここでもその平均地盤はこの高さです・・
は書いてあります。

が・・
その計算式がない。
まったくない。




ないと・・
もう一回やらなければなりません。
あわせなければなりません。

チョ~めんどくせぇ~!



が・・
面積なら壁のどの芯を基準にしているのか?
高さなら接している部分はどこなのか?
などが・・


まったくわからん!
だって書いてないもん!


当然・・
結果が前の確認と違うわけにはいきません。
同じでなければならない。
そこからどんだけ変わるかが問題なのですから・・



なので・・
想像します。

きっとこうなんじゃない?
結果が違うと、じゃあここはこうなんじゃない?

を繰り返して探すのです。



えらい大変な作業なのですが・・
やってみると結構あっさり出来ました。

元の設計の素性が良い。
元々ちゃんとやってあるので後からやっても理解できるから。

ようするにちゃんとやってありますが・・
ただ書いていないだけのこと。
だったからです。



適当だったり、いいかげんだったり、ごまかしてたりしていないから。

ま・・
本来必要のないことをやらないかんのは大変だったのですが・・






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