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杉浦繁

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杉浦繁(すぎうらしげる)

アトリエ繁建築設計事務所

コラム

リノベーションしよう!【リノベーションする時・・1】

ここのところ・・
というか?

世の中って何だかどんどん生きにくい世の中になって来ていませんか?
違うか?

ま・・
そういう話です。



少し前にビルの改築をする仕事がありました。
古いビルを改築してビルの用途を変更するのです。
そう、昨今よくあるリノベーションをして使い道を替えて綺麗にしてお洒落に再生するというやつです。



最近は本当に多いですね・・
良いことです。
だって・・
何でもかんでも建て直すっちゅうのはやっぱりもったいないですもんね。
使えるもんは使う・・
時代に合わなくなっていたら直す。
ぼろくなったら改装する。



ただ・・
少し前まではなかなかにビルのリノベーションってのは難しかったのです。

何でって?

それは・・
法律の問題。



実は・・
住宅のリフォームなどは許認可なんかも必要なくて簡単なことなのですが、ビルのリノベーションともなるとたいていは申請が必要になります。
確認申請とそれに伴う許認可申請が必要になる。

「用途変更」と「大規模な模様替え」という確認申請とその許可が今回は必要です。
つまり、その許可がなかなかおりなかったのです。



何でさ!
って思いますか?
まったく役人っちゅうのはどこでも頭が固い!
て?
いやいや、これって実はそう簡単な話ではない・・
難しい話なのです。




ようするに・・
法律というのはどんな法律でも時代と共にどんどん変わっていく、ということなのですが・・
他の法律と違って、今まではこうでしたが、これからはこうしなければならない。
では、建築の場合はすまないのです。

なぜなら・・
昔建てた建物をずっと使っているから。
これからもずっとそこに建っているからです。

昔の法律で建っている建築をまたさわる・・
ということがリノベーションでは必要になるわけです。
そう、今のではない昔の法律で建っている建物です。



つまり・・
昔の法律で建てられた建物は今の法律には適合しない・・
ということはどういうことか?
そうなんです・・
リノベーションするのなら今の法律に適合させなければならない。
これが簡単な話ではない、えらいことなのです。



いいじゃん!
別に昔の法律のままで?
何文句言うねん・・
ってわけにはいかない。

それは・・
ことが耐震なんて構造に関わることだったりするからです。




シックハウス法や品確法が出来る前に建った建物をリノベーションする時は全て材料や機器をそれに合った物に替えなければなりません。

大変です・・
が、そんなのは・・
やればいい・・
お金の問題でしかない。

が・・
お金ではどうしようもないことがある。
古い耐震基準。
どうしようもない。

耐震補強すればいい?



耐震補強ったって・・
土の中までは出来ません。



いえいえまったく出来ないわけではありませんが・・
出来たとしても、はっきり言って費用対効果の問題になる。
建て直した方が遙かに安い。



なので国はなかなかリノベーションを簡単にはやらせてこなかったのです。
これまでは。





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