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杉浦繁

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杉浦繁(すぎうらしげる)

アトリエ繁建築設計事務所

コラム

理論と実践は完全には一致しないのです。 【竣工図ってなんだ?1】

竣工図ってなんだ?・・1





現場という所では設計図の通りに建物を作っている訳なのですが・・
実は・・
全部が全部、設計図通りに出来上がっていっているっちゅうわけでもないのです。




まず・・
作ってる最中に・・
監督さんとか大工さんとかからいろいろと提案されることが多々あります。
っていうか、むしろこちらから提案して欲しいとお願いしています。



先生・・
ここはこうした方が作りやすいですよとか・・
ここはこうしたら建物がさらに良くなるんじゃないですか?
なんちゅうわけです。



それが本当に良い案であればどんどん取り入れていきます。




そいから・・
実物が出来てくると・・
ここはこうした方がいいかな?とか・・
あそこはこうすると良くなるなとか・・
どんどんいい案が出てきて変更していく・・
なんちゅうのも良くあることです。


もちろんお客さんからこうはなりませんか?
なんて要望が出てくるのも多々あることです。



現場を見る・・
実物を見る・・
ことによって気がついたり思いついたりすることも多いのです。




そして最後に・・
これが困った話というか実は一番多いことなのですが・・



必死になって考えて・・
計算し尽くして設計図は描かれるのですが・・
所詮、設計図は机上の理論でしかありません。



理論と実践は完全には一致しないのです。



実際に作っていくと設計図通りにはいかないことも多いということです。



コンクリートを打設する時に型枠が押されて何センチか膨れてしまったとか・・
材木の手配をしたら、どうしても指定サイズの在庫がなくて違うサイズで代用するしか手がないとか・・
板金の曲げが思いのほか太くなってしまってどうしても角が納まらないとか・・
配管の止めバンドが大きくてそこには通せないとか・・



ミスもあります・・
だって人間が作っているのですから・・
間違えてしまう、作り損なってしまう。
直さなければなりません。




そんな現場での変更が一番多いのが・・
設備関係です。
ようするに配管などです。



配管や機器などの位置を変更したりする。



あ~!
しまったここ梁があって通らないじゃん!とか・・
せんせ~い!この配線こっちから通した方が工事がやりやすいのでかえてもいいですか~?とか・・
ここの配管まとめて太い1本にしてもいいですか?とか・・
なんてのです。



理論は理論、出来るはずは出来たでありません。
実際に作る作業なのですから出来なければ意味がない。
作りやすい方法があればそのほうがミスが減ります。
少しでもより良くなると思えば変更します。



工場で作っているのならうまく行くまでやり直せばいい・・
でも、工場で作っている訳ではないのです・・
全てが1発勝負なのですから・・



ミスだってゼロには出来ません。
ミスがあったら直します。
うまくいかなければうまくいくように変更します。



なので設計図そのままに建物は出来上がっているというわけではないのです。






Atelier繁建築設計事務所HP
http://ateliershigeru.com
よもやま建築日記~家づくりの現場から~
http://ameblo.jp/ateliershigeru/

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