1教科で40点以上アップも続出。徹底的に勉強時間を増やして子どもを伸ばす個別指導塾（2/3）

とにかく勉強時間を十分に確保。定期テストの勉強は12日間連続・45時間以上

　同塾の強みは、とにかく勉強時間が長い点です。通常、個別指導塾で勉強時間を確保しようとすると、授業数を増やすことになり、授業料が高くなりがちです。ただ、同塾では、授業ではなく「自習」の時間を増やし、より安価な授業料で勉強量を確保できるように工夫しています。「ほとんどの中学生は、『勉強に向かう時間』が少ないため、知識が定着していないことが多いのです。当塾ではこの点に着目し、塾でたっぷり自習してもらうことで勉強時間を確保できるようにしています」。

　自習を重視した同塾の指導の中で、最も特徴的なのが「定期テスト対策」です。中学生の生徒は、定期テストの12日ほど前から毎日塾に通い、平日は3時間弱、休日は朝から晩まで9時間ほど勉強します。期間中、少なくとも45時間は勉強時間を確保。その内容は基本的に自習です。「学校から配布されたテスト範囲表を見ながら、自分で考え、テスト当日まで猛烈に勉強をします。おそらくこれだけ勉強する塾はなかなかないでしょう」と大原さん。

　同塾では、入塾時のテストは設けておらず、特別勉強ができる子が揃っているわけではありません。むしろ多いのは、勉強が嫌いな子どもたち。それでも入塾後は、ほとんどの子どもが12日間連続、45時間の勉強をやりきるそうです。「大切なのは勉強に集中できる環境を整えてあげること。また、当塾では、勉強をするときとそうでない時のメリハリを付け、みんなで大笑いしてふざけあう時間も作っています。そうすることで、子どもたちにも『エイムなら頑張れる』と自然に思ってもらえるのです」

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