コラム
小林製薬の紅麴に関する報道に思う(その③)
2024年5月5日
「ああ、そんな話あったよね」
多くの人がそう感じるのではないでしょうか。
そこです。そこが大問題だと思うのです。
最も悪いのはいつも言い放しでその後の経過を報道しない&検証しない側だと思いますが、「喉元過ぎれば何とやら」の私たちにも大きな問題があると思います。
結局、紅麹には何も問題がなかったことが判明しています。
でもそのことは殆ど報道されないので自分から情報を探さないと知ることはできません。
ワーッと騒いで、ワーッと煽って、その後は音沙汰なし。
私たちも「ま、いっか」でおしまいにする。
こういうことに慣れてしまうとどうなると思いますか?
考えるということ、疑問を持つということをしなくなるんです。
これは本当に良くないことだと思います。
知らぬ間にそういうふうになってしまうから、じつはとても怖いことなのです。
スマホが当たり前になって久しいですが、皆さん漢字書けなくなりましたよね?
下手したら予測変換で上がってくる漢字がそれで正解なのか否かも判断できなくなっていませんか?
それと同じです。
一見便利過ぎるような時代だからこそ、何事も情報は自ら探しに行くという姿勢を是非忘れないでくださいね。
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