りりかプロのご紹介
丁寧なケアで爪をいたわり、美しい仕上がりのジェルネイルを提供(3/3)
アレルギーをきっかけに導入した「フィルイン」。海外・国内のネイリストに技術を伝授
りりかさんは専門学校でノウハウを学んだ後、複数のサロンで経験を積みました。しかし、もともと肌が弱い上、自爪で練習を重ねたことで体に異変が現れます。
「揮発した薬剤でも皮膚が荒れるようなアレルギー症状が出てしまい、ドクターストップがかかりました。ネイリストを辞めていた時期もあるんです」
つらい日々を送る中、休日に受講していたネイルスクールで、「フィルイン」に出会います。
「お客さまにも、表面が薄くなったり、カサカサになったりしながら覆い隠すようにジェルネイルを続ける人が多くいて、いたたまれない気持ちがありました。爪にやさしいサービスを提供したいと考えましたが、勤めているお店で実現することは難しく独立を決意しました」
マシンでベース以外を取り除いていくという繊細な作業を習得したりりかさんは、2017年に「And Riri」をオープン。今では、多くの人が繰り返し足を運ぶリピーターとなっています。
技術力は業界でも評価され、中国や韓国の大手ネイルメーカーからのオファーで、現地のネイリストに向けてセミナーを開いた実績もあります。国内でも各地に赴いて講習を実施し、適切なマシンの使い方を伝えています。
サロンの内外で精力的に活動するりりかさんは、現職のやりがいを笑顔で語ります。
「『きれいなネイルで、明日からまた頑張れる』という言葉をいただくと、この仕事をやっていてよかったと実感します。皆さんに日常の小さな楽しみを届けることが、私の喜びです」
(取材年月:2023年9月)
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