自由な人生に魔法のような輝きを添えるお手伝い（3/3）

クリエーターの仕事に弾みをつけるノウハウもアドバイス

　「ジュエリー業界も、時代に合わせて様変わりしています。優れた感性や高い能力がなくても、『やってみよう』という強い意志さえあれば、満足いく成果を得ることも不可能ではありません」と言い切る長谷川さん。

　「例えば、工房やメーカー勤めではないクリエーターの場合でも、オリジナル品の委託販売やほかの商品を調達して受注販売するなど、採算を得ながらステップアップしていく方法はたくさんあります。自分で企画・制作したものを仲介なしで直接顧客に展開していく仕組みや、自分で専門の設備を持たなくても商品が作れるシステムなどもあります。新時代のノウハウやツールを活用して、足場を整えていきましょう」と続けます。
　
　オンライン講座では、カリキュラム修了を待たずに独り立ちを模索する受講生もいます。長谷川さんは仕入れ先を紹介したり、自分の商品やサービスを差別化するブランディングについてアドバイスしたりすることもあるそうです。
「勉強するというより、『同じ目的を持つ仲間づくりの場』と言った方がよいかもしれませんね」

　「20代でジュエリーの知識と技術を突き詰め、30代でビジネスの経験を積む」という10代の頃のライフプランを実践中の長谷川さんは、「来る40代はさらなる飛躍に向けた勝負のとき」と位置付けています。
　「50代でラグジュアリーブランドを立ち上げ、60代では遊園地をつくりたい」と意欲を語る姿から、宝石以上にキラキラと輝く未来が期待されます。

（取材年月：2021年11月）

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