日高りえプロのご紹介
亡くした悲しみをひとりで抱えないで。もう一度人生を取り戻しましょう(3/3)
最愛の夫との死別を克服して。同じ立場の人の力になることが使命
日高さんがカウンセラーを目指したきっかけは、実は自分自身の実体験からでした。日高さんはかつて最愛の夫を亡くし、立ち直るのに15年の月日を要したと言います。
「私の場合、試行錯誤の中、自分で自分の心を癒していきました。時が経てば経つほど、亡き夫のことで悲しんでいることを言いにくくなり、結果的に一人で抱えてしまうことに。本当は誰にも会いたくなく、家から出たくない心境の時もありましたが、役者の仕事をしていましたので、仕事を休めず社会と関わっていました。それが良かったのかもしれません。やらなければならないことに引っ張られて、自分を立て直せたのだと思います。でも誰にも頼らなかったので、長い月日かかってしまいました」
そして、心理学に出会った日高さんは、「心理学やカウンセリングを活用したら、以前の私のように苦しんでいる人の力になれる。そして、私のように長い年月かけずに済むかもしれない」と、心理学に光を見出したそうです。そこから本格的に心理学やカウンセリングを学び、外でもない死別専門のカウンセラーとして現在、多くの人を救っています。
「亡くした哀しみを癒すこの仕事は私の使命だと思います。ご家族、大切な人はもちろんですが、家族同然のペットを亡くされた方の痛みにも寄り添ってカウンセリングもしています。今、どんなに辛くトンネルの出口が見えなくても、必ず光は射します。それは私自身が体験して克服できたからこそお伝えできると思っています。ぜひ、一人で苦しまずにどんなことでも大丈夫ですので、お声をかけていただけたらと思います」
(取材年月:2017年9月)
■日高りえプロのプロフィールを見る