子どもの「学力・知力」を育てる

園田智恵

子どもの「片づけ力」の育み方

整理収納を提案する片付けホームティーチャー 園田智恵 [ プロフィール ]

クリスマスや誕生日の前、子どもたちはプレゼントを心待ちにしていることでしょう。しかし、片づけもせず部屋におもちゃが散乱している状態であれば、新たにプレゼントを与えてはいけません。現代の子どもは「6ポケット」とも言われるように両親とそれぞれの祖父母からいくらでもおもちゃなどが手に入る状態ですので、おじいちゃんおばあちゃんにも協力してもらう必要があります。

まずは「時期」を考えることが大切です。クリスマスやお誕生日といった、特別な時期に限定してください。おじいちゃんおばあちゃんに説明する際には、「子どもに物を大切に使うことを教えたいから」と理由を付けましょう。機会があるごとに買ってもらっていたなら、そのお金をプールしていただき、「欲しいけれどちょっと手が届きそうにないもの」(例えば高額の木のおもちゃなど)をあらかじめ頼んでおくと良いでしょう。そうすれば、親が子どもに遊ばせたいおもちゃが届くことになり、また、不要なおもちゃの置き場所で困ることもなくなります。

もう一つは、おもちゃを片づける場所を限定しておくことです。一ヶ所に決めておくと、子どもは片づけやすくなります。また、その場所が目で認識できるようにしておくと、3歳の子どもでも片づけることができます。幼稚園や保育園では、帰宅する前に子どもたち自身でおもちゃを片づけています。先生は声かけはしますが、手伝っていません。つまり、子どもたちは片づけることはできるのです。

認識できるようにするには、一目で分かる必要があります。そのためにはおもちゃを入れる箱を中身が透けて見えるクリアケースにしてください。さらに、ラベルを付けると効果的です。文字がわからない幼児であれば、絵やイラストを貼っておくと、「この箱にはお人形」「あの箱には電車」などと分類することも可能になります。

片づける習慣が身に付くまでは、親も一緒に片づけをしてあげてください。面倒だからといって、親がすべてを片づけてしまってはいけません。子どもがやりたくなるように「片付けたらおやつが食べられる」「外に遊びに行ける」など、「ご褒美」を用意しておくのも有効です。また、収納場所が一杯になったら「新しいおもちゃが増えた分、一つ減らさないといけない」と子どもに話しておきましょう。そうしておくと、手放してもいいおもちゃを選んでから新しいおもちゃを欲しがるというように変わっていきます。

子どもがしっかりと片づけできるようになるには、やはり物の数を山ほど増やさないということが必要です。そもそも親が「片づけるのが大変」と思う量を、子どもに与えてはいけないのです。責任のない子どもに「うちの子は片づけなくて」とぼやいていませんか?それを耳にした子どもは心が折れてしまい、決して片づけようとは思わないでしょう。

片づけが終わったら子どもに声かけをしてください。「綺麗になって気持ちいいね!」。この一言が、子どもの片づけ習慣を後押しします。「部屋が片づくと綺麗で気持ちいい」と脳内に刻み込まれれば、片づけるのが苦も無く普通のことになっていきます。そのためにも親から率先してすっきり空間を作り、子どもの心を育てましょう。

整理収納を提案する片付けホームティーチャー 園田智恵 [マイベストプロ神奈川」]

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