子どもの「こころ」を育てる

篠田剛

我慢を覚えさせる「しつけ」

"ガマン"を売る地域密着の空手家 篠田剛 [ プロフィール ]

陰湿なネットいじめなど、子どもを取り巻く社会には多くの問題が残されています。
今日ほど道徳についての重要性が叫ばれているときはありません。

■学校の取り組みへの提言

先日の読売新聞「先人を訪ねて」欄に渋沢栄一が紹介されました。「論語と算盤」を著して道徳と経済を一致させる必要性を説いた人です。渋沢栄一は、権謀術数的な商才は真の商才ではないと言いました。

学校は頭の良い子を育てますが、その頭の良さを悪事に使う人間にさせる危険性も秘めています。競争原理で成り立つ社会であるため、成績を競わせることも必要です。その一方で道徳をセットにして、じっくりと教えてほしいのです。

■家庭の取り組みへの提言

親のしつけが一番重要です。学校任せにしてはいけません。例えば、偉人伝の読み聞かせは大事です。あなたが子どものころに感銘を受けた童話や昔話を読んであげてください。

そして、子どもにあれやこれや言うのでなく、親がともにやることが大事です。楽しいことも苦しいことも同じです。楽な道に誘うのは誰でもできます。

そんなものは、リーダーシップでも何でもありません。
苦しいことでもいかに意欲をたぎらせて取り組ませるか。
子どもにトイレ掃除を進んでやらせることができますか? 

親が率先してやってください。親が変われば子どもも変わる。
変わるのは、親です。我慢させることが大切です。

自分を律する(欲望のコントロール)が重要で、これにはルールを守る、楽に流されない、孤独に耐えるという我慢も含まれています。最近では自分のことしか考えない人が増え、人を導くという精神に欠ける人が多くなりました。

そこで、次世代のリーダーをつくることも重要な取り組みです。初めは自分のことで精一杯だったとしても、時がたち先輩になるにつれて後輩に気を配り面倒を見てあげられるように育てなければなりません。

自分のことは後回しにして世のため人のために尽くす人になってもらいたいと思います。

戦後、日本は豊かな経済力を持ちましたが、人を思いやる心を失いかけています。しかし、学校、企業、地域、家庭が変われば豊かな心は取り返せます。

今こそ、私たち大人が変わり、子どもを変えようではありませんか。

"ガマン"を売る地域密着の空手家 篠田剛 [マイベストプロ東京]

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