子どもの「学力・知力」を育てる

国陶三省

「親のいないところ」で子どもの社会性は育む

産後ケアに取り組むウーマンライフアドバイザー  国陶三省 [ プロフィール ]

現在の日本の教育が抱える問題として、「小1プロブレム」「集団によるいじめ」「ひきこもり」「人間関係の希薄化」といったものが挙げられます。これらの社会問題は、かつては存在しなかったものです。

根底にある共通点は、「社会性の欠如」「コミュニケーション能力の不足」「自制心の不足」「精神的なもろさ」と言えます。

人間は社会的な動物です。教育の場で習い事に重点が置かれている傾向がありますが、語学やスポーツに関する技術ばかりを身につけていても、社会性がきちんと備わっていなければ、社会に適応できません。

社会性は人間として生きるための最低限必要な力です。かつては日常生活の中で自然と身につく環境が整っていました。

しかしながら、金銭を払って学習する内容のものではなかったためか、社会性を学ぶ重要性が今の日本社会ではあまり認識されていません。

社会性や強い精神力、コミュニケーション能力は、毎日の生活の中の実際の人間関係の中で他人とぶつかりながら少しずつ養われるものです。

このような他人とかかわる場が、核家族化、地域の人間関係の希薄化、少子化、過剰な習い事などによって失われつつあります。

「近所の他の子どもたちと遊ぶ」「いたずらをして近所の大人から叱られる」といった、「親のいないところ」でさまざまな人と接する機会を与えなくてはなりません。

現在の保育所は、これまでの「親に代わって子どもの面倒を見る」という役割に加えて、狭くなりがちな乳幼児の人間関係を広げ、経験値を与える場を提供しているといえます。

親に預ける必要がなくても、子どもに社会性をつけるためにあえて保育所に預ける機会を設けることも大切なのではないでしょうか。

子育ての最終的な目標は、独立して幸せに生きることができる大人に育てることです。
そのために、社会性を身につけさせることは必要不可欠です。

産後ケアに取り組むウーマンライフアドバイザー  国陶三省 [マイベストプロ東京]

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