子どもの「学力・知力」を育てる

浜田純子

社会で活躍するために必要なコミュニケーション力は幼少期から身に付く

人と企業の成長をお手伝いする社会保険労務士  浜田純子 [ プロフィール ]

これまで新入社員研修を行う中で、意思伝達に慣れていない人を多く見てきました。
意思を伝達することは重要なコミュニケーション力であり、社会人には欠かせないものです。

ITの発達により、メールでのやり取りやゲーム遊びなどが急増したことは、
コミュニケーション力の低下を招いた原因のひとつでしょう。

親しい間柄では会話ができても、公の場できちんとした意思の伝達を積極的に行うことを
躊躇(ちゅうちょ)する人がたくさんいます。
また、正しい言葉を使うこと自体に苦労する新人も少なくありません。

よく議論されているように、小学校から大学までの教育課程において、
講義型ばかりではなく、討議型の授業を増やしていくことももちろん重要です。

しかしながら、話す経験を多く持つこと、そして自分が話すことが受け入れられ、話すこと自体が楽しいと思えるように、小さいころから慣れておくことがまず必要なのです。

子どもというものは、あれこれと興味を持ち、いろいろなことを考え、感じ、試しているものです。そんな子どもの興味や関心事を共有し、そのときに子どもがどのような気持ちでどんなことを考えているのか、コミュニケーションを通じて聞き出し、共感してあげてください。

子どもは、相手が楽しそうに聞いてくれることで、「話す喜び」を感じるでしょう。
日頃の積み重ねにより、どのような話し方をすれば、相手にうまく伝わるのかという事も体得していくはずです。

例えば、子どもが読んだ本について、どの部分が面白いのか紹介してもらったり、子どもが楽しそうに遊んでいた日には、何が楽しかったのか話してもらったり、1日に1回でもかまいませんので、子どもとの楽しい会話を持ってあげてください。

叱るときや悲しい出来事があったときなどに根掘り葉掘り聞くのではなく、
「楽しかったこと・嬉しかったこと」をテーマに会話をするのがポイントです。

なお、コミュニケーションが多ければ多いほど、
子どもとの間の信頼関係はより強いものとなります。

小さいころのみならず、中高生になってもコミュニケーションを続けることは、
不安定な思春期をうまく乗り越えるための一助ともなるのではないでしょうか。
親子での楽しい会話こそ、コミュニケーション力の育成には有効です。

人と企業の成長をお手伝いする社会保険労務士  浜田純子 [マイベストプロ東京]

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