子どもの「教育環境」を育てる

杉田昌穂

子どもの雑草魂を育てる「教育の多次元化」

思考力・国語力を育てる幼児教育のプロ 杉田昌穂 [ プロフィール ]

今の日本に元気がないのなら、それは元気な人間を育ててこなかったからだと思います。
中国・韓国・インド……など、近年急激に発展している国々の人々が持つ雑草のような力が現代の日本人にはありません。

なぜ、このようになってしまったのでしょうか? それは、受験システムや「学校」という単一システムによって教育が単線化されてしまい、雑草のような人間が育つ余地がなくなっている、と考えることができます。

つまり、そのような人間が「負け組」として葬り去られているのです。

子どもたちの能力は実にさまざまです。
子どもたちの能力を車に例えると、スポーツカーもいれば、軽自動車もいます。
ダンプカーやブルドーザーもいます。

スポーツカーにはスポーツカーとしての役割を、
ダンプカーにはダンプカーとしての役割を教育すればいいのです。

スポーツカーや軽自動車、ダンプカーやブルドーザーのがすべて同じ教育を受ける必要はないのです。今こそ「教育の多次元化」が求められていると思います。

「教育内容の多次元化」

個人の能力・特性を生かした自由な教育ができる余地を増やします。
学問でエリートを目指す者もいれば、芸術で一流を目指す者、職人でプロを目指す者がいてもいいのです。

「教育を受ける場所の多次元化」

子どもを「学校」という単一の空間に集めてしまうのではなく、進学塾・スポーツクラブ・英会話学校・絵画教室など学校外の教育施設を自由に利用できるようにします。企業が新しい教育施設を作れば、社会も活性化します。

「教育を受ける年齢の多次元化」

年齢での輪切りをやめてしまいます。子どもの能力や適性に合わせて分けることで、スポーツカーとしての教育が向いていないと感じた人は、ダンプカーとしての教育を受け直すことができるようにしておけばいいのです。

しかし、すぐに教育環境を変えることはできません。それでは、現代の子どもたちの役に立つことはできません。そのような日が来るまでは希望者が学習塾のように学校の放課後の時間を使えるようにするか、自主不登校・自主早退・自主遅刻を認め、子どもたちが受けたい教育を受けられるようにすればいいのです。

特に学校内でいじめを受けている生徒など、学校内で被害者の立場におかれている場合は、すぐに学校から脱出できるようにしなければなりません。この方法を広げることによって、新しい教育による元気な日本を作ることにつながるのではないでしょうか。

思考力・国語力を育てる幼児教育のプロ 杉田昌穂 [マイベストプロ大阪]

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