子どもの「学力・知力」を育てる

安田英二

脱ゆとり教育。繰り返し学習の必要性

平成の寺子屋を目指す学習塾のプロ 安田英二 [ プロフィール ]

2012年度より小・中学校の教科書が改訂されます。
これは2008年に改定された新学習指導要領に基づくものです。

学習指導要領は日本の教育のガイドラインとして文部科学省より出されていて「どんな内容を、どの学年でどのくらい学習するか」を示しています。

10年に一度くらいの期間で改訂されており、その時代の民意や世論が反映されています。
現行の学習指導要領は「ゆとり教育」と「生きる力の育成」を柱としていますが、そのうち「ゆとり」が今回の改訂では消えています。

まず、授業時数の増加します。中学校3年間の主要5教科の合計時間数が1925時間とされました。これは1981年~2001年までの授業時間に戻ります。

そして、当然ながら内容も増えます。来年度の教科書は現行の1.3倍から1.5倍程度まで厚みが増します。そして、学習指導要領の位置づけも変更されます。

これまでは「ここまで教えなさい、これ以上は必要ないです」という位置でしたが、「ここまでは教えなさい、これ以上は現場で判断してください」というものに変わります。

「ここまで」と「ここまで"は"」とでは、全く違います。
それは「競争」を生み出すことになるかもしれません。

現在でも一部の私立中学校・高校では先取り学習や、より高度な知識の教育に熱心な学校もあり、それが有名大学への進学率として評価さています。

しかし、大切なことは「どこの大学に入ったか」「どこの企業に就職したか」ではなく、「そこで何を学び、何をしたか」です。

また、「英語が話せる」ではなく、「英語で何を話せるか」が大事です。

そのためには基礎的な知識(読む,書く、計算できる)をしっかりと身につけ、単に知っているということだけではく、道具として使いこなすことが必要です。
そのためには繰り返し学習することが欠かせません。

平成の寺子屋を目指す学習塾のプロ 安田英二 [マイベストプロ京都]

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