[企業の再生]経済を復活させる企業改革論

網師本大地

会社を永続させるための意識改善

現場第一主義を貫く中小企業再生のプロ 網師本大地 [ プロフィール ]

「子どものころから憧れた仕事。ずっと続けようと思ったのに、勤めてたった半年で終わりだなんて……」。数年前にある破産・廃業した建設会社で、社員さんから言われた言葉です。涙が出ました。これが私の仕事の原点です。

「社会に貢献する」「地域発展に寄与する」といったことも会社にとってはとても大切なことです。しかしながら、一番身近にいるのは従業員であり、その家族であることを常に意識し、それらを守らなければなりません。

経営は、経営者に託された役割です。経営者は、その最前線に立っています。同様に営業担当者にも、現場担当者にも、それぞれ役割があります。役割が異なるだけで、誰が偉いというわけではありません。それぞれが自分の役割を果たすだけのことです。このことを理解して経営者が従業員を大切する意識を持てば、従業員もその意識に応え、企業は大きく変わります。意識の持ち方で会社は活性化し、自ずと順調に回っていくものです。

もちろん、意識改善だけですべてが上手くいくわけではありません。しかし、すべては意識が根底にあります。まずは「意識改善」を行うことが第一歩です。意識改善ができれば、現実的な対応もできます。まず、会社を継続させるためには、黒字を出すことが必要です。売上を増やし、経費を少なくすれば、黒字となります。では、売上を増やすために何をやっていますか? 売上を作るのは営業の役割だと考えていませんか? 違います。営業には営業の、経営者には経営者の、現場には現場の売上の作り方があります。それぞれがきちんと役割を果たせば、売上は増えます。では、経費はどうでしょうか? 現場経費は本当に最小ですか? 例えば「資材の搬入が遅れた」「天候不順だった」などの理由で工期が延びる話を聞きます。資材を少し早く発注することは出来なかったのでしょうか? また、計画段階で予測できないほどの天候不順だったのでしょうか? 工期が延びれば、人件費が増加します。売上に対するたった数%の経費が削減できれば、黒字になる会社はたくさんあります。たった数%です。意識改善で十分補える範囲です。

そして、黒字を出すのと同じぐらい重要なことがお金を回すことです。会社はお金が回れば継続します。資金繰りも意識改善で大きく変わります。支払よりも入金のタイミングを早くする。そうなるように計画的に行動すれば良いのです。売上、経費、資金繰りのより適切な扱いを行い会社を永続させる。そのためには意識改善が必要不可欠なのです。

現場第一主義を貫く中小企業再生のプロ 網師本大地 [マイベストプロ愛媛]

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