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茶橋昭夫

防災のためのインフラをトータルにコンサルティング

茶橋昭夫(ちゃばしあきお) / 防災コンサルタント

株式会社テックビルケア

コラム

◆◆屋上の防水シートの判定とメンテナンス◆◆

2020年3月29日

コラムカテゴリ:ビジネス

今回は屋上の防水処理(防水シート)について着目してみようと思います。

通常の一軒家や多くのマンションでは屋根により勾配がついているので、雨が降っても雨水が
溜まることはございません。

当社で業務を請ける建物では屋上が「陸屋根」、つまり平坦になっているパターンも多いです。
勾配がありませんので、一軒家のような勾配がついている屋根に比べるととても排水性が悪いです。

つまり、屋上へ雨水が溜まりやすい為、屋上面をしっかり防水シートなどの防水工事をしていないと
雨漏りの原因となります。

また紫外線などから屋上面の劣化を防ぐという目的もあります。

防水シートにしても、防水塗料にしても半永久的に効果が維持することはありません。
おおむね10年以上を経過すると劣化が急激に進みます。

防水シートの劣化症状の典型的な例としては、「浮き」「膨れ」「剥がれ」「破れ」などです。

こういう症状が目視で確認できる場合は、かなり劣化が進んでいると判断して間違いありません。

雨が降ると下地に雨水が浸入し、建物内への雨漏りの原因となります。
雨漏りが起きてからだと、建物内部の補修工事、電気設備に雨水が浸入すると漏電や停電の恐れもあります。

是非、早急に改修計画を立てていただくことを強くお勧めいたします。


防水シート

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