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コラム

なぜ燈篭は立っているの?

2019年1月15日

テーマ:つぶやき

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

燈篭は無明の闇を照らす光

昨年、高槻市は地震や台風の大きな被害にあいました。
修復工事は最近になって大よそ落ち着いてきましたが
まだ屋根の修理などはブルーシートが張られ未修復な所を多く見受けます。

その中墓石はもちろん、倒れた燈篭の修復もありました
神社・仏閣・個人宅。そして小さい雪見燈篭から7尺燈篭まで。



昨日も2軒の個人宅へ燈篭の修復に行きました。
自然石で作られたお化け燈篭と言われる大きなものでした(通称)。
三椏を使って修復が完成し施主様に大変喜んで頂きました。
完成すると燈篭の顔が見えてきて立派さにとても満足しました。



なぜ燈篭は立っているの?

仏教では人間を無明の闇に迷う存在としてとらえ
(無明とは心理を理解できない無知の状態)その闇を照らし出す仏の知恵が
燈篭の明かりと考えられているそうです。

「うん?そうだったのか?」「燈篭に興味が出てきたかも・・・・」

始まりは石の文化の国 韓国から伝わり神社仏閣を奉る「燈明」
として使われ始めました。
ご先祖や神仏を奉る為にと社寺に奉納され
石燈篭は「荘厳な美しさ」と「気品ある端正な形」に人々が心を惹かれ
一般の庭園や茶庭にも置かれるようになりました。

雪見灯篭について
 電気ガスがない時代には「灯り」の役目をしていたのですが
現代では居間から眺める癒しの風景として楽しまれています。
施主様の希望を尋ねながら特になければ居間から眺めて美しく見えるように
修復しています。

デザイン燈篭  現代形オブジェ燈篭なども弊社においています。

この記事を書いたプロ

高田治郎

墓石の専門家

高田治郎(株式会社 京石)

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