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八幡昇

昔ながらの赤瓦製法で沖縄の文化を守り続けるプロ

八幡昇(はちまんのぼる) / 職人

有限会社 八幡瓦工場

八幡昇プロのご紹介

昔ながらの製法で沖縄の文化を守り続ける赤瓦職人(2/3)

八幡昇 はちまんのぼる

赤瓦を屋根に葺くと最大で4度も涼しくなるというデータ

 「当時の沖縄は大変な不景気でした。復帰の影響で、ドルから円に変わり、どちらも価値が下がっていくのでは、という不安で、みんなお金を使わなかったんです。高価な住宅に関しては、当然お金が回ってくるわけはありませんでした。」
 ですが、転機となったのが昭和50年からの沖縄国際海洋博。これをきっかけにして、沖縄で建築需要が高まり、これまでの木造からコンクリート住宅への立替が進みます。
 
 「その後は、首里城を始めとして沖縄らしい街の景観を大切にしようということで、徐々に赤瓦が浸透して来ました。見た目だけでなく、実は瓦屋根には夏を快適に過ごす秘密もあるんです。」
 それはずばり「屋内が涼しくなる」ということ。研究実験によると、使うと使わないでは、最大で4度もの差が出るそうなんです。これは、瓦と屋根の間にある空気の層が断熱材となるからなんだとか。「快適な部屋になるからこそ、かつては庶民の憧れだったんです。」
 
 ぜひ工場を見学していってくださいとのことで、八幡さんにご案内頂きました。そこで目にとまるのは、やはり世界唯一という技術「たたら作りの赤瓦」です。左上の写真にある、手作りの道具で作業をします。
 「うちでは5人ほどの職人が、この技術を身に付けています。そして、地域の文化ですから、機会があれば工場見学や実演なども行いますよ。」

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