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タラント久美子

一貫教育でコミュニケーション力を鍛える英語教育の専門家

タラント久美子(たらんとくみこ) / 英語教育

ポイントクリアイングリッシュスクール

コラム

英語ができる子どもを育てる

2021年9月4日 公開 / 2021年9月14日更新

テーマ:子どもの英語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 英語 発音英語資格

子どもの英語、英語教育改革後、ますます必要とされている学習となりました、ここでは中学、高校での成績、受験、また実際に使える英語を駆使できることを目標に置く場合、子供の英語はいつからはじめて、各成長段階において、何をしておくべきかをお伝えします。

目次
1.幼児から小学生低学年までの間にやっておきたい英語学習
1)柔らかい耳と口で英語に親しむ
2)上の学年につながる英語学習を

2.小学生高学年の英語学習の大切な点
1)小学校で使用する英語教科書
2)英語を読めるように練習

3.中学入学前の英語学習
1)読めないと教科書を見るのが辛くなります。
2)小5,6の家庭学習

4.英語ができる子を育てるコツ 
1)英語環境づくりを考える
2)ゆっくり時間をかけるつもりで、途中であきらめないこと
3)継続学習が英語力を本物にする


1.幼児から小学生低学年までの間にやっておきたいこと


柔らかい耳と口で英語に親しむ

英語を始める黄金期


まず、皆さんのお子さんが、3才から6才と仮定します。この年代で体験レッスンに行くと、英語教室の先生、英会話スクールのスタッフの皆さんが盛んに英語学習を始めることを勧められることでしょう。その理由は
①英語を音として素直に聞ける年代、耳がやわらかい。
②舌が柔らかく、英語の発音が正しくきれいに無理なく身に付けることができる。
③英語を楽しく歌やゲームで学び、外国人講師や英語に抵抗がない。

主な理由はこの3点です。この時期は英語を始める 「黄金期」 と言っても過言ではありません。この時期を逃すと、逆に発音やリスニング力を獲得するのに、後に努力が必要となります。なんでもスポンジのように吸収するこの時期に始めるのは、決して無駄ではありません。本格的に学ぶまで先は長いと思われるかもしれませんが、英語の発音は、水泳や自転車のように体で覚えるものです。

上の年齢につながる英語学習を

たくさん聞いてたくさん話す


このようにだいたい小学2年生までは、フォニックス(音と綴りの同時指導)を学びながら、基本的に英語をたくさん聞き、真似をして、そして簡単な自己紹介や質問はできるようになっておくべきです。この時期に、複数形や3人称単数動詞のSなども音として聞き分けることができ、また英語には日本語にない複数形があるんだということを「a cup, 2 cups, 3 cups …」ように認識させることをしておくと、後の学習に繋がります。繰り返しになりますが、「聞く」「真似をする」「言ってみる」これが大切です。また、疑問詞の意味は覚えておいた方がよさそうです。What, who, when, where 等の意味は知っている方が良いです。リスニング、スピーキング中心のクラスでは疑問詞はカギとなる言葉です。うちの教室では、低学年でもテキストを使いますが、疑問詞には線を引かせて、意味を尋ねています。これもスピーキングの上達と上の学年への準備の一つと言えます。


2.小学生高学年の英語学習の大切な点



小学校で使用する英語教科書

使用する英語教科書の内容は中1学習内容の前倒し


使用する英語教科書の内容は中1学習内容の前倒し
小学校で英語を教科として学ぶことになりました。教科書も検定教科書を使用、中学生の「New Horizon」 や 「New Crown」の小学生版を使用しています。英検5級程度の単語のスペリングも学ぶことになっています。この年齢は英語以外の教科もそうですが、理性が発達し、聞いたことを理解したい、わからない言葉は耳がシャットダウンしてしまう傾向があります。文科省も小学校での英語を検討し始めたころには、「読み書き」は入れないと当初は発表していました。その後、検討が重ねられ、小学生の高学年は読み書きを好んでいることを含め、中学英語の前倒しと言う形におさまったようです。事実、先ほどの挙げた中学検定教科書には、「小学校で習った単語」として、多く欄外に記されています。

読めるように練習

フォニックスとローマ字駆使で英語を富む


高学年になれば、英語を単語だけでなく、文を読めるようになっていたいものです。カタカナで聞いた音を書き込む生徒が多くみられますが、カタカナはお勧めできません。6年生で初めて英語を習いにきて、読めない生徒さんには、鉛筆で書いて、読めるようになれば消してもらいます。ローマ字はすでに習っていますから、ローマ字やフォニックスを駆使して読めるようにしましょう。何度か単語を書いて練習するのが基本的ですが、その際、必ず音読をしてください。音読がうまくなれば、たいていスペルも正確になってきます。


3.中学入学前の英語学習


読めないと教科書を見るのが辛くなります。

読み書きに自信をつけておく


読めないと教科書を見るのが辛くなります。
英語を読むことをむずかしいと感じる生徒さんに英語が好きな人はいません。
*フォニックスやローマ字から、英語を読めるようになっておく。
*簡単な文を言うことができ、それらの英文を書けるようになっておく。
*読めないお子さんには、無理強いしないことが大切。ローマ字から始めるのも方法。ローマ字は英語表記に似ているヘボン式を覚えるようにする。
5級手前くらいレベルの英文が読めればよいでしょう。

小5,6の家庭学習

文法先取りが安心


家庭学習として、小学生用の英単語集やワークブックを少しずつやってみるとよいでしょう。必ずCDや音声をスマホで聞けるような教材付きをお勧めします。カタカナで書かず、音を聞いて自分で発音して覚えてもらいたいです。音声を利用することは、語学学習の成果を上げるためには欠かせません。
また、文法の本も小学生用に出ています。文法説明が簡潔なものを選ぶのがコツです。間違えたところはノートにもう一度書き直しましょう。この習慣は英語に限らず、どの教科にも役に立ちます。


4.英語ができる子を育てるコツ


英語環境づくりを考える

英語を身近に感じる工夫を


せっかく英語教室に通い始めても、なかなか英語を好きになれない子どももいます。外国人講師と楽しんでいても、英語に興味があるかと言うとそうでもなさそうな感じです。それとは逆に、教室やクラスに早く馴染んで、単語や文をしっかり言えるまで時間のかからない子どももいます。この差は何だろうと考えますが、それは天性に備わる何物かのみではありません。ご両親が洋楽や洋画が好きであったり、ディズニーをよく見る、翻訳物の絵本の読み聞かせなど、家庭の中の英語環境が子どもの興味を育てているのではないかと思われます。私自身も母が洋画や外国の食べ物が好きで、ラベルに英語が書いてあったのを子供心に横文字が面白いと思ったのを覚えています。このような体験は多く持たせるとよいと思います。

ゆっくり時間をかけるつもりで、途中であきらめないこと

続けてみるという気持ちが大切


幼時から英語を始めても、途中であきらめたくなることがあると思います。子どもが集中しない、宿題を自分でしないなど、いろいろな理由があると思いますが、それらを何とか乗り越えて時間をかけるつもりで焦らずに英語を続けてもらいたいと思います。なぜなら、週に1時間のレッスンと宿題でも積み重ねは大きいですし、最近は小学校でも英語が始まっていますので、学習量や内容が多くなり、英語教室や英会話スクールでの学びは、既習内容を定着に結び付けることができます。「小学校で英語があるから、幼児の時だけ英語教室に行く」という考えもあるかもしれませんが、幼児の時に費やしたお金と時間を有効活用するためにも、途中であきらめず、英語は続けておいてもらいたいと思います。

継続学習が英語力を本物にする

本当の英語力をものにする


ポイントクリアイングリッシュスクールは、2022年で13年目を迎えます。たくさんの生徒さんに来て頂いて、2校を持つことができています。これはもちろん実力のある講師が多いなど、スクールサイドが要因となっているだけではありません。むしろ、生徒さん達から多くのご意見を頂き、ともにスクールを成長させてきたのだと感じます。ポイントクリアには10年くらい通学している生徒さんの数は多いほうだと思います。10年までいかなくとも、5年以上の生徒さんが大変多いです。その生徒さんたちは、最初は初心者でした。アルファベットや簡単な会話から始めて、なかなかフォニックスが覚えられなかったり、会話の意味が分からなかったりなど、それぞれの生徒さんにそれぞれの紆余曲折が見られました。しかし、それらを越えて、継続の長い生徒さんたちは、現在高校生で準1級以上取得か、その手前まで来ています。英検の合格だけではなく、本物の英語力が育まれてきたと感じます。

海外で英語学習を行えば、英語力は身に付きます。しかし現状、日本に住み、日本の教育を受けていると英語は受験だけのもの、成績が良ければそれでよいという風潮が根強くあります。幼い時から良い外国人講師に触れ、英語を英語のままに聞いて楽しみながら、異文化に触れる機会をたくさん持ち、年齢が上がれば、英文の仕組みを理解、自分から英語で表現できるという世界のどこに行っても通用する力を身に付けた若い人々が活躍できる日本であればよいと考えます。英語は一人一人にとって「世界をひらく」大きな鍵となるにちがいありません。

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